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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「“駅の子”の闘い~語り始めた戦争孤児~」
- 授賞理由
- 終戦後、戦争孤児たちの新たな闘いが始まりました。80歳を過ぎた「駅の子たち」は、自分が食べるため、弟妹や友人を助けるために、時に盗みや売春もして生きてきたと語ります。政府の無策を糾弾する以上に、彼らを見捨て、蔑み、打ち据えたのは圧倒的多数の日本人だったという事実を突きつけ、太平洋戦争の理解に新たな視点を提供する、戦争特番の新基軸です。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
2018年8月12日
- 作品内容
-
駅を住処とし、時に盗みや売春をして終戦後を生き抜いた戦争孤児たちが、80歳を過ぎて重い口を開く。彼らは見捨てられ、差別され、蔑まれていた。強い訴えの最後に描かれる師と教え子の絆が、一筋の光となっている。
- 出演・スタッフ
-
語り:柴田祐規子、井上二郎 撮影:米津誠司 音声:成瀬真司 映像デザイン:加藤隆弘 再現パート演出:佐古純一郎 音響効果:米田達也 編集:金田一成 ディレクター:中村光博 制作統括:東條充敏
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
病院ラジオ
- 授賞理由
- ベルギーの番組「RADIO GAGA」のフォーマット購入ながら、サンドウィッチマンが押しつけにならない話を引き出してじわりと感動します。大阪の循環器専門病院だけで聴けるラジオ放送局を2日間設置し、思い出のリクエスト曲にのせて、ふだんは面と向かって口に出せない感謝の言葉が病室で聴く家族やほかの患者に伝わり、心が温まる放送となりました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
2018年8月9日
- 作品内容
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病院だけで聴ける特設のラジオ局で、サンドウィッチマンが患者や家族と静かに語る。その押しつけにならない聞き出し方が自然だ。普段口に出せない感謝の言葉が病室で聴く家族やほかの患者に伝わり、心あたたまる放送となった。
- 出演・スタッフ
-
出演:サンドウィッチマン 撮影:石原徹也、浅野康治郎 音声:鈴木彰浩、村松市郎 映像デザイン:清絵里子 編集:小林幸二 ディレクター:佐藤紘子 制作統括:齋藤真貴
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
どーんと鹿児島「ジェフリー不動産―空き家を貸してもらうまで―」
- 授賞理由
- 過疎地域の「不動産としての家」の問題を描くようでいながら、実は日本人にとって家族とは何なのか、家とは何なのかを見通すことのできる作品です。主役であるジェフリーが外国人であることにはほぼ触れず、昨今ありがちな「外国人が見た日本」番組の持つ不愉快さがまるでない描き方、演出も素晴らしい。日本人論としての教養番組の機能までも備えた優秀作です。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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南日本放送
- 放送日
-
2018年6月20日
- 作品内容
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南九州で暮らすアメリカ人民俗学者・ジェフリー。町に残る古くからの生活を見つめるうち、これを守るために、朽ちていく空き家を再利用しようと立ち上がる。その活動から家や家族、そして日本の暮らし、文化が見えてくる。
- 出演・スタッフ
-
プロデューサー:山下浩一郎 ディレクター/撮影/編集:武藤 久 MA:八重尾英孝 美術:井口純子 出演者:ジェフリー・S・アイリッシュ、佐藤孝洋
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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メ~テレドキュメント「葬られた危機~イラク日報問題の原点~」
- 授賞理由
- 自衛隊の海外派遣で常に問題となる「非戦闘地域」。湾岸戦争当時、ペルシャ湾での物資輸送に協力した民間船の記録を情報開示請求によって入手し、非戦闘地域論議の詭弁を政府側、船員側双方の証言と共にあぶり出しました。当時ほとんど報道されず、闇に葬られていた事実だけにスクープ性が高く、イラク日報隠蔽問題に連なる政府の欺瞞に改めて怒りを覚えました。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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名古屋テレビ放送
- 放送日
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2018年5月28日
- 作品内容
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湾岸戦争当時、ペルシャ湾での物資輸送に協力した民間船の記録を入手。自衛隊の海外派遣で常に問題となる「非戦闘地域」論議の詭弁を突き、イラク日報隠蔽問題にも連なる政府の欺瞞を浮き彫りにしたスクープ。
- 出演・スタッフ
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制作統括:井上 準 企画/構成/取材:村瀬史憲 取材/演出:依田恵美子 撮影:矢野健一郎 音声:宇都木琢 編集:鈴木建晴 音効:村上祐美
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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ETV特集「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」
- 授賞理由
- 東日本大震災時、原発事故発生直後に全国から福島に集結した放射線や災害医療専門の緊急被ばく医療チーム。彼らが8年の時を経て膨大な映像資料と共に語った現場の実情は壮絶な闘いの連続でした。自らも放射線のリスクに晒されながら、現場の人命を救うために医師たちが何を考え、いかに行動したか。そしてそこからわれわれは何を学ぶべきなのか。次世代にその経験を繋ぐために尽力する医師たちの強い想いを受け止め、番組制作者が緻密に構成を組み上げた秀逸な調査報道番組です。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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日本放送協会
- 放送日
-
2019年3月9日
- 作品内容
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8年前の東日本大震災時に原発事故の最前線で治療にあたった医師たちが、自ら現場で撮影した3000枚の写真や動画と共に、経験と課題を語る。福島放送局を中心とした制作チームの粘り強く緻密な取材構成、映像の工夫が光る。
- 出演・スタッフ
-
制作統括:矢吹寿秀、宮本康宏 ディレクター:鍋島塑峰 編集:下山田昌敬 音響効果:海老原正倫 映像デザイン:橋本麻江 撮影:佐藤 努 ナレーター:吉川晃司
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
オトナの土ドラ「結婚相手は抽選で」
- 授賞理由
- 未婚男女は国家から強制的に見合いをさせられ、3回断ったらテロ対策部隊行き。「抽選見合い結婚法」という非現実的なフィルターを通し、まっすぐに人間を見つめ、描いた快作です。イケメン野村周平が、26歳の“非モテのキモメン”を演じる挑戦。さまざまな女性の人生に触れ、法改正レジスタンスの仲間を得、中学時代に封印した本当の自分を取り戻していく過程が見事です。政府と、かつての自分への一騎打ちである最終回の2分間のスピーチは、颯爽とした人間賛歌でした。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
東海テレビ放送
- 制作会社・広告主・広告会社など
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共同テレビジョン
- 放送日
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2018年10月6日~11月24日
- 作品内容
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「抽選見合い結婚法」という非現実的なフィルターを通し、直球の人間ドラマを描いた快作。中学時代の対人トラウマで殻にこもって生きてきた主人公が、抽選という縁で出会った人たちの人生模様に触れ、再生していく。
- 出演・スタッフ
-
企画:横田 誠 企画・プロデュース:栗原美和子 プロデューサー:河角直樹、山崎淳子 原作:垣谷美雨 脚本:関えり香、川嶋澄乃 演出:石川淳一、紙谷 楓 出演:野村周平、高梨 臨、大谷亮平、佐津川愛美 ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
金曜ナイトドラマ「dele」
- 授賞理由
- 顧客の死後、PCやスマホに残されたデータを秘密裏に消去する役目を担う「dele.LIFE」。デジタル遺品という連ドラ初の題材を6人のクリエイターが描き、読後感の異なる8本の短編映画のような見応えでした。クールなプログラマーの山田孝之と、“社交性と機動力”の菅田将暉。対照的な2人のバディ感が画になり、死刑囚の無実を証明するデータ、自殺した少女のスマホの中身など、各話のテーマと結末が独創的。デジタルを通して描かれたのは、ド直球の人間ドラマでした。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
テレビ朝日
- 放送日
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2018年7月27日~9月14日
- 作品内容
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顧客の死後、PCのデータを秘密裏に消去してくれる2人組の人間ドラマ。デジタル遺品という連ドラ初の題材を6人のクリエイターが描き、読後感の異なる8本の短編映画のような見応えがある。山田孝之と菅田将暉の共演も豪華。
- 出演・スタッフ
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ゼネラルプロデューサー:黒田徹也 プロデューサー:山田兼司 原案/脚本:本多孝好 脚本:金城一紀 ほか 監督:常廣丈太 ほか 出演:山田孝之、菅田将暉
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
-
ETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」
- 授賞理由
- 全編ろう者の静かな手の声と現場音と最小限のBGMでノーナレーションの番組です。 オープニングのろう学校卒業生のファーストカットが無音(のんもん)でまず驚かされ、そのあと眩しいくらいの子どもたちが手話で大騒ぎする“静かな”教室のシーンに自然と引き込まれます。授業で手話を使って朗読している子どもたちの役者のような豊かな表情に圧倒されますが、先生たちの熱意あふれる表情にもこの学校の意気込みを感じます。 全国86のろう学校で唯一、すべての授業を日本手話だけで行っているのは、思いのままに使える手話に絞ったほうが深く学べるからだといいます。番組は表現力豊かな手話の世界で成長していく子どもたちを丁寧に描きながら、一方で卒業生たちが聴者中心の社会で出会う厳しい現実も織り交ぜて、彼らを受け入れる多様性のある社会のあり方を問いかけています。「10年後の社会に訊きたいことは?」の問いに「手話を知っていますか?」「簡単な英語なら誰でも知っているように、手話を少しでも知ってほしい」というメッセージが心に残ります。子どもたちと制作チームに、両手を上げて手をヒラヒラさせ(手話で拍手の意味)称賛を伝えます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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日本放送協会
- 放送日
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2018年5月26日
- 作品内容
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子どもたちが思いのままに使える手話だけですべての授業を行い、深く学ばせているろう学校を丁寧に紹介する。表情豊かにのびのびと成長していく子どもたちのにぎやかさをノーナレーションで静かに表現した秀作。
- 出演・スタッフ
-
撮影:中尾潤一 音声:猿渡美奈子 音響効果:最上 淳 編集:松本哲夫 ディレクター:長嶋 愛 デスク:浅田 環 制作統括:村井晶子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- マイベストTV賞第13回グランプリ
- 受賞作品
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チコちゃんに叱られる!
- 授賞理由
- 着ぐるみとCGの合成によって作られる迫力あるキャラクターや、日常生活ではふだん疑問に思わないことを扱った絶妙な設問などが人気を集め、2018年のテレビ界で大きな話題を巻き起こした型破りなバラエティ番組です。投票では「永遠の5歳児チコちゃんに翻弄されるのが心地よい」「“ボーっと生きてんじゃねーよ!”という言葉がクセになってる」「2018年の気分を表すのに最もしっくりくる番組」「マンネリ化した民放クイズ番組とはひと味違う」「チコちゃんのキャラクター設定、造形が秀逸」という視聴者の賞賛の声が多く寄せられました。
- 部門
-
その他
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
2018年4月13日~放送中
- 作品内容
-
5歳児のチコちゃんが日常の疑問を大人に投げかけ、答えられないと「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱る。斬新なコンセプト、脱ひな壇、着ぐるみとCGの融合、5歳なのに声が木村祐一。楽しい挑戦で3世帯視聴を実現した。
- 出演・スタッフ
-
出演者:チコちゃん(声:木村祐一)、岡村隆史、塚原 愛 語り:森田美由紀 構成:海老克哉 ディレクター:吉川 修、亀山剛志 演出:河井二郎 プロデューサー:小松純也、中島由布子、相澤幸一、谷口欽也 制作統括:水高 満、西ヶ谷力哉
NHKエンタープライズ 共同テレビジョン
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 志賀信夫賞
- 受賞作品
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今野 勉
- 授賞理由
- 今野勉さんは、1959年にラジオ東京(後のTBS)入社以来、60年にわたってテレビの制作現場に立ち続けてきました。TBSでは、テレビ史に残る名作「七人の刑事」、「土曜と月曜の間」(イタリア賞受賞)などを制作。1970年にTBSを集団退社すると、その仲間たちと日本初の独立系番組制作会社・テレビマンユニオンを創設。新しい感覚の紀行番組「遠くへ行きたい」(読売テレビ)や、単発長編ドラマの草分けとも言える「海は甦える」(TBS)を手がけるなど、常に斬新な番組作りに挑戦してきました。 活躍の場は、テレビ番組の演出に留まりません。1998年の長野冬季オリンピックでは、開会式・閉会式のプロデューサーを務める一方、森鷗外や宮沢賢治の研究本を手がけるなど、その創作の場は、多岐にわたります。 加えて、「一般社団法人 放送人の会」の会長を務められ、放送人の証言記録の作成に尽力する一方で、日韓中のテレビ番組制作者たちが、お互いの番組を持ち寄って議論を交わす「日韓中テレビ制作者フォーラム」の開催でも、リーダーシップを発揮しています。 直近では、昨年12月にNHKがBS4K放送のスタートにあたって制作した4K番組「映像詩 宮沢賢治 銀河への旅 ~慟哭の愛と祈り~」の演出を担当するなど、その衰えを知らぬ創作意欲には、ただただ敬服するばかりです。 60年の長きにわたって、日本の放送文化の発展に寄与され続けてきた今野勉さんの功績は、志賀信夫賞の授与にふさわしいものです。
- 部門
-
その他
- 作品内容
-
こんの・つとむ プロデューサー・ディレクター・演出家・脚本家・テレビマンユニオン最高顧問。1936年秋田県生まれ。59年東北大学文学部卒業、ラジオ東京(現TBS)入社。70年TBS退社、日本初の独立系テレビ番組制作会社「テレビマンユニオン」創設に参加。テレビ草創期から数多くのドラマやドキュメンタリーの制作に携わり、既成の枠を超えてテレビ表現を追求する。2018年には「宮沢賢治 銀河への旅」を4Kで制作、NHK・BS4Kチャンネルで放送。著書に『お前はただの現在にすぎない―テレビになにが可能か』(田畑書店、萩元晴彦・村木良彦との共著)、『テレビの嘘を見破る』(新潮社)、『金子みすゞふたたび』(小学館)、『宮沢賢治の真実―修羅を生きた詩人―』(新潮社、第15回蓮如賞受賞)などがある。
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