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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
-
私宅監置・沖縄~扉がひらくとき~
- 授賞理由
- 精神障害者を、座敷牢や小屋に閉じ込める「私宅監置」。その歴史を丹念な取材で掘り起こし、現代の精神医療の問題にまでつなげたドキュメンタリーです。沖縄県はアメリカに統治されていたために、私宅監置が本土より22年も長引いたこと、家族にはそうせざるを得ない事情があったこと、さらに沖縄戦の影響もあって有病率が高かったことなど、重い事実が次々に明かされ、戦後の沖縄がたどった険しい道がここにもあったことを教えてくれます。 過去を振り返るだけではなく、現在の精神疾患の当事者と家族の声を紹介し、病院のあり方、差別と偏見の解消にまで話を広げました。関係者の貴重な証言、バランスのいい構成が説得力を生み、重いテーマにもかかわらず、テンポよく聴ける番組です。 「私宅監置の本当の扉は、あなたの心の扉にほかならない」という結びの言葉は、問題をリスナーのものにする力を持っています。私宅監置の事実を知り、今後の精神医療を考えようという制作者の思いが伝わりました。精神疾患をめぐる問題は身近でありながら見えにくく、取り上げられにくいテーマです。ラジオの力で差別と偏見に立ち向かう、今の時代にぜひ聴いてほしい作品です。
- 部門
-
ラジオ
- 放送局
-
ラジオ沖縄
- 放送日
-
2018年5月28日
- 作品内容
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精神病患者を小屋などに閉じ込める「私宅監置」。戦後に禁止されるが、アメリカによる統治などで精神医療が遅れた沖縄では返還時まで続いた。戦後の沖縄が歩んだ険しい道がここにもあったことを教えてくれる貴重な作品。
- 出演・スタッフ
-
ディレクター:西中 隆 ナレーション:竹中知華
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- フロンティア賞
- 受賞作品
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スローな武士にしてくれ
- 授賞理由
- 時代劇にスーパースローやドローンなどのハイテク機材を使った舞台裏を描いたドラマ。 中年斬られ役の内野聖陽を始め、一筋縄ではいかない中村獅童ら演じる大部屋俳優や撮影スタッフが悪戦苦闘しながら、「新感覚池田屋階段落ち」を作りあげました。BS4Kの放送では、あわせてメイキング番組も放送され、試し斬りの水しぶきの一滴までも見える33倍スーパースロー映像などを堪能できました。セットバラシは『蒲田行進曲』、テーマは『スローなブギにしてくれ』へのオマージュで、最新技術と格闘しつつも、時代劇を愛する映画人たちの心を描きました。 伝統の時代劇ソフトを最先端技術の映像美で際立たせて新境地を拓いた意欲作です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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オッティモ NHKエンタープライズ
- 放送日
-
2019年3月23日
- 作品内容
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「最新機材で池田屋事件のパイロット版を作ってほしい」。その依頼に応えるべく、撮影所の「スローな武士たち」の心意気と奮闘を描く。伝統の時代劇ソフトを最先端技術の映像美で際立たせ、挑戦的な新境地を拓いた。
- 出演・スタッフ
-
出演:内野聖陽、柄本 佑、中村獅童、水野美紀、本田博太郎、石橋蓮司、里見浩太朗 ほか 作/演出:源 孝志 音楽:阿部海太郎 撮影:朝倉義人 技術プロデューサー:伊達吉克 TD:前田貢作 プロデューサー:川崎直子、石﨑宏哉 制作統括:千野博彦、伊藤 純、八木康夫
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 個人賞
- 受賞作品
-
菅田将暉金曜ナイトドラマ「dele」(テレビ朝日)、「菅田将暉TV」(NHK)、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ)の演技
- 授賞理由
- デジタル遺品をめぐる人間ドラマを描いた「dele」、教師が生徒を人質にするという学園ミステリー「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」。意欲的かつ挑戦的な2作品において、魅力あふれるキャラクターを演じ、物語を牽引しました。 「dele」では、辛い過去を抱えながらも素直で人なつこさを失わない青年を好演。依頼人の死から始まる物語に微かなぬくもりや明るさを添えました。 一方の「3年A組」では、体を張って生徒たちに生き方を教える教師役を熱演。匙加減を間違えるとまったく響かなかったかもしれないストレートなメッセージに、彼の演技を超えた熱量が説得力を与えました。また両作品ともに、高い身体能力を活かしたアクションシーンも見事です。 「菅田将暉TV」では、自らが企画する形でコメディドラマの制作にも挑戦。役者という枠を一歩踏み出し、新たな菅田将暉像を見せてくれました。テレビの魅力を伝えてくれる多才さに拍手を送ります。
- 部門
-
テレビ
- 作品内容
-
1993年2月21日生まれ。大阪府池田市出身。2008年、第21回ジュノンスーパーボーイコンテストファイナリスト。翌09年に「仮面ライダーW」(テレ朝)でデビュー。その後「獣医ドリトル」「ランナウェイ」(TBS)、「ごちそうさん」(NHK)、「死神くん」(テレ朝)など数多くのドラマに出演。「ちゃんぽん食べたか」(NHK)、「民王」(テレ朝)などで主演を務める。映画では、『共喰い』に主演し、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほかの映画出演作は『そこのみにて光輝く』『溺れるナイフ』『キセキ -あの日のソビト-』『帝一の國』『あゝ、荒野』『生きてるだけで、愛。』など。ギャラクシー賞個人賞受賞対象作品は、金曜ナイトドラマ「dele」(テレ朝)、「菅田将暉TV」(NHK)、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日テレ)。ラジオ「菅田将暉のオールナイトニッポン」も話題を呼ぶ。
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 特別賞
- 受賞作品
-
BS1スペシャル「ボルトとダシャ マンホールチルドレン20年の軌跡」
- 授賞理由
- モンゴルのマンホールで暮らし、自活を強いられた子どもたち。親がいながら「マンホールチルドレン」になったボルトとダシャの壮絶な半生を、20年にわたって記録した人間ドキュメントです。 初めてふたりに出会ったのは1998年。確かな連絡先もない13歳と14歳の彼らを、その後2004年、08年、18年と探しあてて取材し、自力で最底辺からの脱出を目指す彼らの「20年史」を編み出しました。全編を通してストーリーの軸となっているのは「家族への愛」です。制作者がふたりとの間に程よい距離感を保ち、ふたりを「悲惨な環境に置かれた哀れな子ども」としてではなく、「逞しく生き抜こうとする小さな人間」として捉えたからこそ、深い感動をもたらす「20年史」となりました。
- 部門
-
テレビ個人
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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えふぶんの壱 NHKエンタープライズ
- 放送日
-
2019年2月9日
- 作品内容
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社会主義崩壊直後の混乱下にあるモンゴルで、マンホールの中に暮らす十代のボルトとダシャ。取材スタッフは、厳しい日々を生き延びながら希望を見出そうとする2人を追い続けた。最初の取材から20年。彼らの軌跡をたどる。
- 出演・スタッフ
-
ナレーター:リリー・フランキー 撮影:米谷 悟 録音:斎藤 泉 ディレクター:森 都 プロデューサー:山口秀矢 制作統括:村松 秀、西村 崇
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
BS1スペシャル「老いてなお 花となる 第二章 俳優・織本順吉 92歳」
- 授賞理由
- 俳優であるがゆえに、老いていく自分に向き合えず、心の矛盾を抱え苦悩する老俳優の苛立ちや哀しみがありのままに伝わります。織本の最晩年の姿を通し、誰しもが直面する「老いとは何か」「老いとどう折り合いをつけていくのか」という普遍的なテーマを私たちに鋭く問いかけた秀作です。献身的に夫の世話をしてきた妻が夫に本音をぶつけるシーンは圧巻です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
かわうそ商会 NHKエンタープライズ
- 放送日
-
2019年3月3日
- 作品内容
-
老いと向き合う父・織本順吉の最晩年の日常を放送作家の長女がカメラで追い続けたドキュメント。老いて衰えていく自分に向き合えず、苦悩する老俳優のありのままの姿を通して、「老い」とは何かを問いかけている。
- 出演・スタッフ
-
プロデューサー:正岡裕之 ディレクター/撮影:中村結美 編集:山内洋子 音効:金田智子 AP:小林ひろ子 制作統括:井手真也、荻野太朗
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
WORLD FUKUOKA NEWS
- 授賞理由
- 「地方から世界へ」という地方創生の決まり文句を、こんなにも遊び心いっぱいに表現してみせた番組があったでしょうか。肉まんの食べ方をワールドニュース風にリポートしたり、ニューヨークが福岡に似ていると主張したり。その背伸びはちょっと残念で、だからこそ面白い。福岡だけでなく、日本という「世界の周縁」に住んでいる人が皆、共感して楽しめる番組です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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テレビ西日本
- 放送日
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2019年2月26日
- 作品内容
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福岡のローカルな話題を世界に発信するニュース番組、という体のバラエティ。博多どんたくから肉まんの食べ方まで、白人キャストが真面目に解説する様は「日本スゴい」系番組を一周回って突き抜けた魅力がある。
- 出演・スタッフ
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プロデューサー:鵜木 健 構成/演出:森園勝彦 カメラ:大坪 弘 ほか 編集:畠中美咲 MA:下田貴徳 副音声:橋本真衣 出演者:秋山竜次(ロバート)、サミュエル・トロイ、キャサリン・クファリ、ゴリけん ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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沈黙の山
- 授賞理由
- 富山県が推し進める「立山黒部の世界ブランド化」。閉ざされてきた厳冬期にも観光客を呼び込もうとする側と「山の現実を理解していない」と訴える山のエキスパートたちの対立が丁寧な取材で描かれました。主導権は国をバックにした県と観光業側にあり、山を知る側の意見書が黙殺されていく現実。開発と安全性のバランスのあり方を考えさせられる問題提起でした。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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チューリップテレビ
- 放送日
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2018年12月31日
- 作品内容
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富山県が推し進める「立山黒部の世界ブランド化」をめぐり、過酷な厳冬期にも観光客を呼び込もうとする側と、現実離れを訴える山のエキスパートたちの対立を丁寧に取材。開発と安全性のバランスのあり方を骨太に問題提起した。
- 出演・スタッフ
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撮影:尾島 俊 ドローン撮影:五藤充哉、佐伯佐助 取材:越 大地、梶谷昌吾、川縁大雅 撮影/編集:西田豊和 ディレクター:五百旗頭幸男 プロデューサー:中村成寿 制作統括:服部寿人
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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沖縄 保守の系譜~政治家・翁長雄志~
- 授賞理由
- かつて辺野古移設を推進していた翁長雄志がなぜ反対に転じたのか。翁長の政治家人生を通し沖縄の保守政治の歩みを紐解きます。日本全体の課題であるはずの基地問題が「沖縄の問題」とされる状況で「対日本」として戦わざるを得ない現実。一度負担を受け入れると集中的に負担を強いるという、さまざまなところで繰り返される日本の体質を浮き彫りにしています。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
琉球放送
- 放送日
-
2018年12月31日
- 作品内容
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急逝した前沖縄県知事・翁長雄志の政治家人生を丁寧に振り返り、沖縄の保守政治の歩みをひも解く。日本全体の課題であるはずの基地問題が沖縄の問題とされてしまう状況で、「対日本」として戦わざるを得ない現実を克明に描いた。
- 出演・スタッフ
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プロデューサー:比嘉俊次 ディレクター:嘉手納央揮 撮影/編集:山田耕平 ナレーター:島袋彩子 出演者:翁長雄志、稲嶺惠一、宮里千里、西銘順治
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
M-1グランプリ アナザーストーリー あの日、人生が変わった
- 授賞理由
- この番組のおかげで、2018年の「M-1グランプリ」はよりいっそう価値あるものになりました。決勝出場者を中心に、彼らの初出場以来の舞台裏映像をふんだんに織り込むことで、それぞれのドラマが濃厚に描かれます。頂点を目指すだけがM-1ではない。長年の友情と努力をもって、出場者たちが漫才そのものと戦う、M-1のもうひとつの物語を見せてくれました。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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朝日放送テレビ
- 放送日
-
2018年12月27日
- 作品内容
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2018年の「M−1」決勝に残った霜降り明星、和牛、ジャルジャル、加えてかまいたちを中心に出場者を追う。長年の友情と努力でそれぞれの勝利を得る彼らの物語は、ラストに流れる歌の通り『少年ジャンプ』に載っていてもおかしくない。
- 出演・スタッフ
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チーフプロデューサー:辻 史彦 演出/プロデューサー:山口正紘 プロデューサー:植田隆志 編成:石橋義史 ディレクター:坪内大輔、土井長慶宗、石田琢真 AD:薮田璃古 出演者:霜降り明星、和牛、ジャルジャル、かまいたち ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2018.4~2019.3(平成30年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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チコちゃんに叱られる!
- 授賞理由
- 5歳児に叱られる展開、チコちゃんの造形、5歳なのに声が木村祐一など、見たことのない新手法は2018年の大きな目玉です。ありがちなひな壇形式で、ありがちな雑学クイズを延々と引っ張り、チコちゃんを美少女キャラにして、アイドルの声をあてていたら、ここまで世界観が広がったかどうか。予算、技術力、攻めっぷり。NHKならではの腕力を感じます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
NHKエンタープライズ 共同テレビジョン
- 放送日
-
毎週金曜
- 作品内容
-
5歳児のチコちゃんが日常の疑問を大人に投げかけ、答えられないと「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱る。斬新なコンセプト、脱ひな壇、着ぐるみとCGの融合、5歳なのに声が木村祐一。楽しい挑戦で3世帯視聴を実現した。
- 出演・スタッフ
-
出演者:チコちゃん(声:木村祐一)、岡村隆史、塚原 愛 語り:森田美由紀 構成:海老克哉 ディレクター:吉川 修、亀山剛志 演出:河井二郎 プロデューサー:小松純也、中島由布子、相澤幸一、谷口欽也 制作統括:水高 満、西ヶ谷力哉
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