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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
ドラマイズム「スカム」
- 授賞理由
- オレオレ詐欺に「ガチに就職」した大卒青年の不穏な青春。深夜枠を生かした大胆な暴力描写を交え、行き詰まりの現代社会を疾走感溢れる映像で描いた快作です。刷り込まれた義賊意識と、活躍の場を得た高揚感でダークサイドを突っ走る若者の顚末を、主演の杉野遥亮が生き生きと体現。むき出しの人間ドラマに、制作チームの志と熱量がしっかりと宿っています。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
毎日放送
- 制作会社・広告主・広告会社など
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avex pictures 「スカム」製作委員会
- 放送日
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2019年7月2日~8月27日
- 作品内容
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オレオレ詐欺に「ガチに就職」した大卒青年の自己実現と破滅。行き詰まりの現代社会と、ダークサイドに取り込まれていく青春の不穏を疾走感あふれるエンタメとして描いた。深夜枠を生かしたバイオレンス描写も巧み。
- 出演・スタッフ
-
監督:小林勇貴 脚本:継田 淳 チーフプロデューサー:西山剛史、丸山博雄 企画・プロデュース:原 祐樹 プロデューサー:村島 亘、梶原富治、瀬崎秀人
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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ノーナレ「画面の向こうから―」
- 授賞理由
- 技能実習生として日本に来たベトナム人たちの証言やSNSを通して、彼らの劣悪な労働環境が生々しく伝わってきました。シェルターに保護されたときの彼女たちのほっとした表情が印象的で、取材する側とされる側の信頼関係がしっかりできていることがわかります。巧みな番組構成と映像表現によって、外国人技能実習制度の現状と問題点を鋭くあぶり出しました。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
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2019年6月24日
- 作品内容
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技能実習生として日本に来たベトナム人たちの証言やSNSを通して、彼らの劣悪な労働環境が生々しく伝わってくる。巧みな番組構成と映像表現によって、外国人技能実習制度の現状と問題点を鋭くあぶり出した。
- 出演・スタッフ
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撮影:長田正道、桃田憲春 音声:蓮池昭幸 編集:高橋慶太 ディレクター:青山浩平 制作統括:森下光泰、真野修一
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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福井テレビ開局50周年記念番組「聖職のゆくえ~働き方改革元年~」
- 授賞理由
- 働き方改革元年の時機をとらえ、教師の労働環境問題を真正面から取り上げた制作姿勢を高く評価します。制作者の問題意識と視点がシャープで、聖職という名のもとに戸惑いをみせる教育現場の実情を丁寧に取材しています。50年近く前に制定された「給特法」をめぐる問題点を検証しながら、法律が実態に合わなくなっていることを見事に浮き彫りにした力作です。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
福井テレビジョン放送
- 放送日
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2019年5月30日
- 作品内容
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働き方改革元年のタイミングをとらえ、教師の労働環境問題を丹念に取材。50年近く前に制定された「給特法」を巡る問題点を検証し、法律が現在の教育現場の実態に合わなくなっていることを見事に浮き彫りにした。
- 出演・スタッフ
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ナレーション:菅田将暉 プロデューサー:横山康浩、城戸利仁 ディレクター:小川一樹 撮影・編集:斎藤佳典 構成:岩井田洋光
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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NNNドキュメント'19「防衛大学校の闇 連鎖した暴力…なぜ」
- 授賞理由
- 防衛大学校内部の暴力を訴えたひとりの元学生を追うと、そこには脈々と受け継がれてきた暴力の連鎖がありました。先輩たちもやってきたことと繰り返す学生たち。指導教官らは、暴力はないことになっているから予測不可能だった、と声を揃えます。これまで膿が出なかったのは、恐怖で支配され黙殺されていたから。事実を追うことに大いなる意義がありました。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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日本テレビ放送網
- 放送日
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2019年4月21日
- 作品内容
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防衛大学校で一人の学生・Nさんが暴行を受け、暴力を行った先輩学生、同級生、そして国と防衛大学校を相手に戦うことを選ぶ。番組では、「指導」の名のもとに暴力が見過ごされている現状を追い続けた。
- 出演・スタッフ
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プロデューサー:今村 忠 ディレクター:大島千佳 監修:日笠昭彦 撮影:長塚史視 編集:岩崎芳文 ナレーター:二又一成
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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俺の話は長い
- 授賞理由
- 30分╳2本立てでホームドラマの復権に挑んだ意欲作。屁理屈を武器に実家に居座る31歳ニートと、転がり込んできた姉一家。3カ月限定の共同生活が、手詰まりだったそれぞれの人生を動かしていきます。ああ言えばこう言う脚本の金子茂樹ワールドを、生田斗真、小池栄子らベストな顔ぶれが形にし、爆笑のちホロリの短編連作が大河のようにつながっていくラストが感動的です。姪っ子、清原果耶との瑞々しい交流も名場面の山。令和のホームドラマの可能性に満ちていました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本テレビ放送網
- 制作会社・広告主・広告会社など
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オフィスクレッシェンド
- 放送日
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2019年10月12日~12月14日
- 作品内容
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屁理屈を武器に実家に居座る31歳ニートと、ワケあって転がり込んできた姉一家。3カ月の共同生活が、手詰まりだったそれぞれの人生を動かしていく。30分2本立ての挑戦に、テンポのいい会話劇がはまったホームドラマ。
- 出演・スタッフ
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脚本:金子茂樹 音楽:得田真裕 チーフプロデューサー:池田健司 プロデューサー:櫨山裕子、秋元孝之 演出:中島 悟、丸谷俊平、鈴木勇馬
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート
- 授賞理由
- シリーズ初のゴールデン枠でも、「ご飯見せて」という絶妙なキーワードを武器に“ヤバイ”世界で生きる人々の食事と人生を垣間見せてくれました。ナイロビのゴミの山やボリビアの鉱山など、取材対象者の生活の場に深く潜っていくことで本音がにじむ言葉を引き出すディレクターの取材姿勢に敬意を表します。スタジオでVTRを受ける小籔千豊と有吉弘行の、ほとんどコメントが出てこない様子が視聴者の気持ちを代弁しているようで、これもまたひとつの演出として見事でした。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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テレビ東京
- 放送日
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2019年7月15日
- 作品内容
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ナイロビのゴミの山で暮らす18歳の青年、ボリビアの鉱山で働く22歳の炭鉱夫、チョウザメの密漁者と密売人。シリーズ初のゴールデン枠放送でも、過去作と変わらず“飯”を軸にシビアな世界で生きる人々の生活を活写した。
- 出演・スタッフ
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演出:上出遼平 P:今村奈津紀 D:木下大揮、中村元紀、渡邊永人 構成:廿楽大輔 タイトル:畳谷哲也
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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NHKスペシャル「日本人と天皇」
- 授賞理由
- 各放送局が祝賀ムード一色のなか、しかもあと4時間で改元というタイミングで、本来国民全体で議論すべき皇位継承問題を正面から取り上げて異彩を放ちました。終戦直後の皇室典範改正で議論されなかった三笠宮直筆の意見書も見つかり、男系男子が継承することに疑問を呈したことや、小泉内閣の改正諮問会議で示された側室の子の数など、知られていない事実を明らかにした意義はきわめて大きく、女性天皇問題など天皇のあり方を客観的に見つめ直した優れた改元特別番組でした。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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日本放送協会
- 放送日
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2019年4月30日
- 作品内容
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祝賀ムード一色のなか、皇位継承問題を正面から取りあげて異彩を放った。三笠宮直筆の意見書や、皇室典範改正諮問会議で示された側室の子の数など、あまり知られていない事実を明らかにした意義も極めて大きい。
- 出演・スタッフ
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語り:石澤典夫、中條誠子 撮影:新井田利之 リサーチャー:鈴田明美 編集:西谷和家 ディレクター:宮川徹志、天野直幸 制作統括:山本大典、松宮健一
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
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チャンネル4「カネのない宇宙人 閉鎖危機に揺れる野辺山観測所」
- 授賞理由
- 世界で目覚ましい功績を残している日本の宇宙研究。しかし、それを支える土台が崩れ始めています。財政難で閉鎖の危機に直面している信州の国立天文台・野辺山宇宙電波観測所に1年間密着しました。 財政難に陥った要因は国からの運営費交付金が年々減ってきたことにあります。国は「選択と集中」のスローガンのもと、すぐに成果の出る研究を重視し、利益につながりにくい基礎研究の予算を減らしてきました。そんな厳しい状況のなかで、子どもの頃から望遠鏡を愛する所長は、食堂や本館を閉鎖したり、人員を削減しながら、なんとか施設を存続させようと奮闘します。国の予算削減の結果、正規の研究員の採用が減り、非正規雇用が増加。研究を続けながら、毎年のように就職活動をしなければならない厳しい現実が横たわっています。さらに軍事研究をすれば多額の予算がおりる現実に、カネと平和の理念との間で二択を突きつけられます。 地元で起きている身近な出来事を丹念に追いかけ、日本の基礎研究が衰退していく現実を具体事例で見事に浮き彫りにしました。経済的利益を優先する国の政策に警鐘を鳴らす制作者の強いこだわりが伝わってくる秀作です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
テレビ信州
- 放送日
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2019年11月30日
- 作品内容
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閉鎖の危機に直面する野辺山宇宙電波観測所の1年に密着。経済的利益を重視する国からの交付金が減り、予算増額のために軍事技術の研究が求められてしまう。日本における基礎研究の現状と課題を浮き彫りにした。
- 出演・スタッフ
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プロデューサー:三石剛史 ディレクター:高柳 峻 撮影:中村憲一 音効・MA:田畑孝幸 ナレーター:田中 泯
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- マイベストTV賞第14回グランプリ
- 受賞作品
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ドラマ24「きのう何食べた?」
- 授賞理由
- 視聴者の評価、満足や感動の気持ちを、投票によって形にしたマイベストTV賞。第14回のグランプリに輝いたのは、テレビ東京のドラマ24「きのう何食べた?」。ゲイカップルのごく普通の生活を丹念に描き、毎回登場する絶品の家庭料理もスパイスになり、仕事や社会生活に疲れた視聴者の心を癒してくれました。西島秀俊と内野聖陽の主人公ふたりの演技も、とても自然で好感を持たれました。投票では「ゲイのカップルの日常を丁寧に描くことで、人生や家族の意味を浮かび上がらせた佳品」「ゆる~い感じが好き。役者が巧かった」「毎回作る料理が楽しく、コストパフォーマンスが良く時短のレシピとしてドラマとダブルで楽しめた」など、視聴者の賞賛の声が数多く寄せられました。
- 部門
-
その他
- 放送局
-
テレビ東京
- 制作会社・広告主・広告会社など
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松竹 「きのう何食べた?」製作委員会
- 放送日
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2019年4月6日〜6月29日
- 出演・スタッフ
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脚本:安達奈緒子 企画監修:神田祐介 ディレクター:中江和仁、野尻克己、片桐健滋 プロデューサー:松本 拓、祖父江里奈/佐藤 敦、瀬戸麻理子チーフプロデューサー:阿部真士
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2019.4~2020.3(平成31年度)
- 賞名
- 志賀信夫賞
- 受賞作品
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樋泉 実
- 授賞理由
- 樋泉実さんは、北海道テレビにあって、継続的に放送事業を通じた地域の活性化に向き合ってこられました。 とくに、北海道テレビにおいて、東京営業、メディア企画、デジタル推進などの業務を担当されるなかで、「地域」に事業設計の基点を置き、ローカル民放局にとっては向かい風となりがちなメディア環境の変化を、知恵と勇気で追い風に変え、ローカル民放事業の可能性を提示し続けられました。 その典型が、北海道という放送エリアの枠を飛び出し、映像コンテンツによって「アジアに際立つ北海道」をアピールする道を切り拓いたことでしょう。今でこそ「インバウンド」の向上が地域活性化に向けた重要な方策とされていますが、アジアへの映像コンテンツの発信を呼び水に、北海道をアジア有数の観光拠点に発展させることを成功した背景に、樋泉さんの汗があったことは明らかです。 他方、地域社会に還元する放送サービスのありようとして、データ放送の活用や道内の地域新聞社との連携、地域医療情報の提供など、放送メディアを基点とした新たなサービスの可能性を模索。その卓越した発想力、行動力から、「地域第一主義」を基本にしながらも、積極的に事業展開を進めるローカル民放経営の一つの姿を示し続けました。 そういった経営マインドが、「水曜どうでしょう」など、リーチ力のある自社制作番組の制作を支えたことは確かです。 樋泉実さんの話を伺いに札幌まで足を伸ばした放送関係者、メディア関係者、行政関係者も多いと聞きます。日本の放送文化のなかで、ローカル放送事業の可能性、地域メディアの可能性を示し続けたその姿は、志賀信夫賞の授与にふさわしいものです。
- 部門
-
その他
- 作品内容
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といずみ・みのる 1949年山梨県生まれ。1972年慶応義塾大学文学部卒業、北海道テレビ放送入社。メディア企画室長、取締役メディア企画センター長、専務取締役デジタル推進担当などを経て、2011年6月代表取締役社長に就任。14年6月~16年5月、日本民間放送連盟副会長。18年10月北海道テレビ放送取締役相談役、19年6月同相談役。現在、北海道大学産学・地域協働推進機構客員教授。電通総研フェロー。19年12月旭日中綬章受章。
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