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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NONFIX「春想い~初めての出稼ぎ」
- 授賞理由
- 濃密な自然と身内関係に支えられた日本の田舎の現実。コメ問題を主軸に問う形にしてはいないが農業一筋だった家族の大黒柱が生計のため初めての東京へ出稼ぎに。詩情ある構成が却って効果的でした。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
フジテレビジョン
- 放送日
-
1994.3.15
- 時間
-
25:15~(55分)
- 作品内容
-
秋田県雄物川町から東京へ。7人家族の大黒柱で、これまで農業一筋だった高橋さんが、初めて「出稼ぎ」に出る。別れ際、中学生の三女は、寂しさで声も出ない。そして、離れ離れの生活が始まった。高橋さんは、収入のほとんどを家族のために送金。故郷には故郷の、かけがえのない暮らしがある。秋田に降り積もる雪のように、重なる家族7人のそれぞれの想いが描かれる。
- 出演・スタッフ
-
【制作】横山隆晴【演出】込山正徳
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
映像90「十津川村の戦争」
- 授賞理由
- 王道楽土の名のもとに侵略政策の犠牲となった十津川村移民の真相を豊富な資料映像や証言により掘り起こし、単なる被害史的な視点ではなく、昭和の悲惨な庶民史の側面から浮き彫りにした点は、高く評価されます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
毎日放送
- 放送日
-
1994.3.12
- 時間
-
24:20~(60分)
- 作品内容
-
太平洋戦争が終わってやがて半世紀、その体験は風化しようとしている。人々は戦争とどうかかわっていたのか。紀伊半島のある村を舞台に、古い写真を手がかりに検証する。山あいの村、奈良県十津川村は、昔から口減らしのため次男、三男が分村を繰り返してきた。戦争中は国に呼応して400人もの若者が満州に渡ったが、村に帰ってきたのは200人にも満たなかった。開拓団に参加した人や遺族の証言を中心に、この村がかかわった戦争の悲劇を明らかにする。
- 出演・スタッフ
-
【ナレーター】北見唯之【制作】今泉俊明【演出】里見繁
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
八丁堀捕物ばなし
- 授賞理由
- 庶民の暮らしの息づかいや温もりをやさしく繊細に映像化し、ストーリー本位の従来の捕物帳にはない、いわば都市論的な気配りを示した仕事(演出、美術、照明など)で、時代劇の定型への挑戦の姿勢が注目されました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
フジテレビジョン
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
映像京都
- 放送日
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1993.11.17~1994.3.2
- 時間
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20:00~(54分;初回のみ84分)全13回
- 作品内容
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江戸北町奉行所同心、狩谷新八郎(役所広司)を中心に、同心たちの活躍を描く。江戸風俗へのこだわり、ユニークな殺陣と徹底した悪役、という娯楽時代劇の要素に、涙と笑いの人情も盛り込んだ、一話完結の群像劇。
- 出演・スタッフ
-
【出演】役所広司、火野正平、いかりや長介、田中邦衛、古谷一行、根津甚八、田中実、野際陽子ほか【プロデューサー】小川晋一、酒井実、西村維樹【企画】能村庸一、西岡善信、香取雍史【監督】富永卓二、斎藤光正、原田眞治ほか【脚本】古田求、田村惠
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NNNドキュメント'94「“過疎”を喰った病院」
- 授賞理由
- 北海道女満別町で唯一の病院という特権のなかで頻発する不正行為の数々を克明に検証したこの番組は、放送の10日後、道庁が処分を発表するという成果をあげました。困難な状況にあっての真摯な姿勢は高く評価されます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
札幌テレビ放送
- 放送日
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1994.2.13
- 時間
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24:00~(55分)
- 作品内容
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人口6000人の町で、唯一入院施設を持つ女満別病院の不正受給をスクープしたのがきっかけで、ほかにもさまざまな不祥事が明らかにされた。その事実を検証し、過疎医療の名のもとで患者を喰いものにしてきた病院を告発する。一方患者は「病院がなくなると困る」という存続派と、「二度と通わない」とする処分要求派に分かれた。不正があっても病院を選べない住民の事情、通院患者の複雑な思いを描き、過疎地医療の実態に迫る。
- 出演・スタッフ
-
【ナレーター】谷口祐子【プロデューサー】一ノ渡朋典【取材・ディレクター】水島宏明【取材】広川佳志子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「新藤兼人が読む正岡子規の病牀六尺」
- 授賞理由
- 病苦で早逝した子規だが画面にあふれる生きる喜びと、時のはかなさ。漱石との友情、往復書簡など実録を混ぜながら子規に扮した俳優が内容を演じるというドキュメント風の斬新ドラマ作りは、心を揺さぶられました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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NHKクリエイティブ,近代映画協会
- 放送日
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1994.1.9
- 時間
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21:00~(74分)
- 作品内容
-
正岡子規は、29歳の時カリエスにかかり病臥する身となる。これより35歳で永眠するまで、壮烈に自分自身と闘い、ひたすら心の充実を求め、俳句の創作に打ち込んだ。映画監督・新藤兼人が、この6年間をドキュメンタリードラマとして描いた。
- 出演・スタッフ
-
【出演】木場勝己、渡辺美佐子、風間杜夫【制作統括】中村彰良、辻篤男【プロデューサー】新藤次郎、平形則安【演出・脚本】新藤兼人
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
雪炎!星と語る男たち
- 授賞理由
- 富士山を題材にした記録は数多いが、山頂の四季を551日間カメラを据えて地明かりでの全編ロケ。山頂にまつわる胸迫る人間模様を、地元局ならではの執念で清明な映像造形を果たした仕事を評価します。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
静岡朝日テレビ
- 制作会社・広告主・広告会社など
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東京福原フィルムス
- 放送日
-
1993.12.19
- 時間
-
16:00~(90分)
- 作品内容
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科学者として、あるいは山男として富士山に魅せられた男たちのドキュメント。富士山頂にカメラを据えて551日間にわたり取材を敢行する。真冬は氷点下30度にも達し、苛酷な状況下で気象観測を続ける男5人は命がけである。10日に1度、測候所に生活物資を運びにやって来る強力の並木宗次郎さん(52)。彼も妻の自殺と全盲の長女という重い人生を背負いながら、厳しい自然と闘っているのであった。
- 出演・スタッフ
-
【プロデューサー】大城哲夫、近藤隆治【総合ディレクター】池田恵一【ディレクター】高城亮【構成】井ノ部康之【総括】宮城倉次郎
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
特別企画ドラマエッセイ「庭の家族~美しく年を重ねるために」
- 授賞理由
- 亡き父の晩年の足跡を、父に反発し没交渉だった息子がたどる物語の中で、人生哲学的な命題を見事にひき出しています。独特の静謐なトーンで、演技的誇張を抑制し虚実を渾然と一体化させた手法は新鮮でした。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
フジテレビジョン
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
テレコムスタッフ
- 放送日
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1993.9.15
- 時間
-
10:00~(80分)
- 作品内容
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団塊世代である平凡なサラリーマン・修平(平田満)の父、恒三(小林桂樹)が急死した。数か月後、恒三の友人の女医・宮子(斎藤美和)から父の別荘を譲ってほしいという手紙が届く。別荘を訪ねた修平は、カタブツだと思っていた父の別の姿を知る…。亡き父との“心の対話”から「人生における価値」を見つめ直す。
- 出演・スタッフ
-
【出演】小林桂樹、原田美枝子、平田満、斎藤美和ほか【プロデューサー・脚本・構成】佐藤一彦【プロデューサー】寺島高幸、大伴直子【演出】福本浩【脚本・構成】井出朝子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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金曜時代劇「清左衛門残日録」
- 授賞理由
- 現代のサラリーマンものにも似た楽しさとともに、清左衛門の老いることへの複雑な心模様が繊細に描かれ、しみじみとした味わいがありました。背筋の通った骨のある時代劇という印象です。出演者の演技も光ります。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
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1993.4.2~7.9
- 時間
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20:00~(50分)全14回
- 作品内容
-
隠居した元側用人・三屋清左衛門(仲代達矢)が、さまざまな問題を解決していく。武家社会の淡々とした日常から、老いゆく日々の命の輝きを力強く清冽に描き、現代の高齢化社会に通じる“老い”を見つめる。
- 出演・スタッフ
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【出演】仲代達矢、南果歩、かたせ梨乃、赤羽秀之、財津一郎ほか【制作統括】菅野高至【演出】村上佑二、清水一彦【原作】藤沢周平「三屋清左衛門残日録」【脚本】竹山洋
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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報道ドキュメンタリー「涙と怒りの果て~イ病とこの国のかたち」
- 授賞理由
- 丁寧に分かりやすく公害の悲劇の経緯を伝えて、権力と学問にみる政治性を鋭くとらえた視点は高く評価できます。医学への政治の関わりが国際的に検証される辺りも納得させられるかたちとなっています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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富山テレビ放送
- 放送日
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1993.5.29
- 時間
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16:30~(57分)
- 作品内容
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日本の公害病第1号である「イタイイタイ病」を取り巻く構図の中で、政治が医学の世界にまで及んでいる実態を描き、人間の尊厳を強く訴える。イタイイタイ病の発見者である開業医が、患者の救済にあたりながら患者認定の不合理、動物実験の結果の隠蔽など、欺瞞の構図の中で真実を求め、闘い、他界する。その死から3年、一人の学者が約束を果たし、事実を明らかにしていく。
- 出演・スタッフ
-
【報告・ナレーション・演出】青柳良明【制作】杉本篤夫
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1993.4~1994.3(平成5年度) 第31回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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月曜特集「揺れるカンボジア」
- 授賞理由
- カンボジアについては多数の取材班による現地報道がありましたが、この番組は、戦闘の中で多くの犠牲を出しながら、必死に生活する民衆像を描き出しています。上からの目ではなく、地を這うような目に迫力があります。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
テレビ東京
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
オルタスジャパン
- 放送日
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1993.4.26
- 時間
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20:00~(114分)
- 作品内容
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混乱が続くカンボジア。ポル・ポト派軍とプノンペン政府軍の戦闘地域に入り、各軍兵士とそこに生きる農民を取材。またプノンペンの家庭を訪ね、現地の人々の、隠された心情に近づこうとした。そして根強く残るベトナム人問題に取り組み各地で続く襲撃事件の真相を探る。なお、一部取材を行った中田厚仁氏は、その後活動中に、尊い命を奪われた。
- 出演・スタッフ
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【制作】小田昭太郎【演出】竹村拡
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