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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2022.4~2023.3
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
世界サブカルチャー史 欲望の系譜 シーズン3「日本 逆説の60-90s」
- 授賞理由
- 貴重なアーカイブ映像と証言を駆使して、多様で複雑な戦後日本のサブカルチャーを体系化した意欲作です。一定の時期ごとに歴史的位置づけを見出しとして付すなど、現代社会の成り立ちを理解しやすいように工夫が凝らされ、映画、文学、世相、音楽、ゲームなどを網羅した緻密な構成と絶妙なバランス感覚で説得力があります。多様なメディアが氾濫する現代社会において、テレビならではの役割を生かし、アメリカ、ヨーロッパ版とともに歴史的に意義のある企画となりました。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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NHKエンタープライズ テレビマンユニオン
- 放送日
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2023年3月4日~25日
- 作品内容
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貴重なアーカイブ映像と証言を駆使して、多様で複雑な1960〜90年代の戦後日本のサブカルチャーを見事に体系化。映画、文学、音楽、ゲームなどを網羅した緻密な構成と絶妙なバランス感覚でテレビならではの役割を生かした番組。
- 出演・スタッフ
-
ディレクター:寺田昂平、山本充宏、中村市子、池田光輝 プロデューサー:高橋才也 制作統括:小野さくら、丸山俊一 語り:玉木宏 出演:松岡正剛、加賀まりこ、林真理子、佐々木敦、宮台真司ほか(出演順)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2022.4~2023.3
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
報道1930「激震・旧統一教会と日本政治 問われる政治との距離感は」
- 授賞理由
- 安倍晋三元首相銃撃事件を機に明るみに出た日本の政界と旧統一教会の関係について、ほとんどのメディアが明確に報道しようとしなかった時期に、いち早くこの問題に斬り込み、深く掘り下げて報じたのが「報道1930」でした。この放送以降、忖度なしに報道する姿勢が、他のいくつかの番組にも波及したと言えるでしょう。ジャーナリズム本来の精神を示してくれたことに敬意を表するとともに、今後も“権力の監視”というメディアの役割をリードしていくことを期待します。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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BS-TBS
- 放送日
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2022年7月22日
- 作品内容
-
地上波テレビが報道を躊躇する空気を漂わせていた時期に、先陣を切って政界と旧統一教会との関係を詳細に解説した。政界への浸透の経緯や霊感商法など驚くべき内容を報じ、この放送回はYouTubeでも再生回数を大きく伸ばした。 作品動画:https://youtu.be/GoTRyhI7uak
- 出演・スタッフ
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キャスター編集長:松原耕二 プロデューサー:貞包史明、緒方誠 チーフディレクター:石川瑞紀
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2022.4~2023.3
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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OTV報道スペシャル「水どぅ宝」
- 授賞理由
- 米軍が使用した消火剤に含まれるPFAS(有機フッ素化合物)が、沖縄の土壌を汚染し、知らぬ間に住民たちの飲み水に影響を与えていることを示した調査報道。在日米軍が沖縄にもたらしているのは、土地問題だけでなく、水問題もあるということを鮮やかに描きました。津嘉山正種による柔らかで鋭利なナレーションを通して、汚染水を飲むことに対する妊婦や幼い子をもつ母親たちの不安、すでに国家的な危機にあるアメリカの事例も伝え、沖縄の新たな問題の告発に成功しました。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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沖縄テレビ放送
- 放送日
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2022年5月28日
- 作品内容
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沖縄県では、在日米軍が使用した消火剤に含まれる有害物質などが取水源近くの土壌を汚染し、知らぬ間に住民たちの飲み水となっていた。在日米軍がもたらす水問題を、津嘉山正種の柔らかで鋭利なナレーションを通して告発した。 作品動画:https://youtu.be/8A8g17BzRX4 ※ダイジェスト版
- 出演・スタッフ
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プロデューサー:末吉教彦、山里孫存 ディレクター:平良いずみ、松本早織 構成:渡邊修一 撮影/編集:大城茂昭 語り:津嘉山正種 出演:仲宗根由美、町田直美、与那城千恵美
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2022.4~2023.3
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
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エルピス-希望、あるいは災い-
- 授賞理由
- 大洋テレビアナウンサーの浅川恵那(長澤まさみ)と情報バラエティ番組ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)らは、約10年前に八頭尾山で起こった連続殺人事件の犯人とされる松本良夫死刑囚の冤罪疑惑の真相究明に乗り出します。恵那の元恋人で報道部記者の斎藤正一(鈴木亮平)が言うように「どんな小さな判決だって、そこには警察と検察と裁判所の威信がかかっている」ため、冤罪をはらすとは国家権力に抗うことを意味し、彼らは思いがけなく政界の闇に巻き込まれていきます。 本作はテレビ局を舞台に冤罪という難しいテーマに果敢に挑み、権力や忖度、同調圧力に抵抗しようとする者たちの姿を通してメディアと報道のあり方を問い直しました。とりわけ登場人物たちの身体や心情の変化を細やかに描写することで、単純な勧善懲悪の図式に陥らず、善玉菌と悪玉菌が入れ替わるように人間も変わりうることを示した点が秀逸です。渡辺あやの優れた脚本を俳優たちも見事に演じ切り、メディアに携わる者たちが長いものに巻かれずに、いかに真実に対して誠実でありうるかを問いかけた傑作ドラマとなりました。民放でこのドラマが制作されたことも、テレビの未来に希望を抱かせました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
関西テレビ放送
- 放送日
-
2022年10月24日~12月26日
- 作品内容
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連続殺人事件の容疑者に冤罪の可能性が――。テレビ局を舞台に、権力や忖度に抵抗しながら事件の真相を追う者たちを描く。メディアと報道のあり方を問い直す一方、身体や心情の変化を活写し、人間も変わりうることを示した。
- 出演・スタッフ
-
脚本:渡辺あや 演出:大根仁ほか 音楽:大友良英 プロデュース:佐野亜裕美、稲垣護 出演:長澤まさみ、眞栄田郷敦ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2022.4~2023.3
- 賞名
- マイベストTV賞第17回グランプリ
- 受賞作品
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ドラマイズム「美しい彼」(シーズン2)
- 授賞理由
- シーズン1から続く物語で、少しずつ大人になっていく青年二人の同棲生活が描かれた青春ドラマです。物語だけでなく役者の精細な演技や味わいのある映像も素晴らしく、視聴者の熱い支持を集め、2年連続でグランプリに選出されました。投票では「恋するふたりが直面する新たな問題とそれを乗り越えていこうとするさまに心奪われた」「素晴らしい映像、脚本と、息ぴったりだった主演二人のケミストリー」「“続きは劇場版で”といった感じはなく、4話でしっかりと完結し、見たあとに幸せな気分になった」など、賞賛の声が数多く寄せられました。
- 部門
-
その他
- 放送局
-
毎日放送
- 放送日
-
2023年2月7日〜2月28日
- 出演・スタッフ
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出演:萩原利久、八木勇征ほか 監督:酒井麻衣 脚本:坪田文 プロデューサー:尹楊会、遠藤里沙、田中美幸
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2022.4~2023.3
- 賞名
- 志賀信夫賞
- 受賞作品
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岡崎 栄演出家・脚本家
- 授賞理由
- 岡崎栄さんは、日本でテレビ放送が始まった1953年にNHKに入局。「テレビ1期生」の演出家・脚本家として、ドラマをはじめ幅広い分野で新しい表現に挑戦し、数々の名作を生み出しました。 初のカラーによる大河ドラマ「天と地と」や、型破りの痛快時代劇「天下御免」はドラマ界に新風を吹き込みました。またドキュメンタリーでは、開発されたばかりの小型VTRをいち早く国内外のロケに持ち出し、臨場感と凝視力に溢れるビデオドキュメンタリーの新境地を拓きました。 さらにドキュメンタリーとドラマを融合した新機軸の番組も開拓、3時間ドラマ「マリコ」もその代表作の一つです。NHK放送70周年記念ドラマ「大地の子」(山崎豊子原作)では、脚本と演出総指揮を担当、放送史に燦然と輝く金字塔を打ち立てました。 その後も86歳でドラマ「戦艦武蔵」の脚本・演出、89歳でドラマ「少年寅次郎」の演出など、衰えを知らない創作意欲は敬服の念に堪えません。 テレビの歴史とともに歩み、常にその時代の新しい映像文化の可能性に挑戦してきた岡崎栄さん。その功績は、テレビ70年にあたる2023年の志賀信夫賞に最もふさわしいものです。
- 部門
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その他
- 作品内容
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おかざき・さかえ 1930年茨城県生まれ。1953年にNHK入局。広島局でのラジオドラマ制作を経て、1960年代に生放送のテレビドラマ「若い季節」を演出、大ヒットとなる。常に新しいドラマ表現に挑戦、初のドキュメンタリードラマ「遭難」、大河ドラマ「天と地と」、「幾山河は越えたれど」、「エトロフ遥かなり」、NHK特集「その日 THE DAY 1995・日本」などを演出。ドキュメンタリーではNHK特集「氷雪の春」、「空から見たヒマラヤ」、「女形 玉三郎の世界」などを制作。愛・地球博(愛知万博)開会式の演出統括を担当。ドラマ「マリコ」は放送文化基金賞本賞、ギャラクシー賞選奨、「大地の子」は芸術作品賞、放送文化基金賞本賞。芸術選奨、放送文化功労賞、紫綬褒章、2004年に旭日小綬章受章。
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2022.4~2023.3
- 賞名
- 放送批評懇談会60周年記念賞
- 受賞作品
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タモリ
- 授賞理由
- 鋭い観察眼、批評性に裏打ちされた知的な笑いは唯一無二のものであり、かつてでたらめ外国語を駆使した「四か国親善麻雀」や単なる声色を超えた「思想模写」など斬新な芸によって「密室芸人」との異名をとった頃から変わっていません。 1980年代は大きな飛躍の時期でした。大人のバラエティショー「今夜は最高!」、日本の昼の顔となった「森田一義アワー 笑っていいとも!」、深夜バラエティの代名詞「タモリ倶楽部」。音楽番組「ミュージックステーション」の司会にも就任しました。 1990年代以降も「世にも奇妙な物語」「タモリの音楽は世界だ」「タモリのボキャブラ天国」「ジャングルTV~タモリの法則~」「トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~」といった多彩な番組に出演、さらに近年は教養系街歩き番組「ブラタモリ」などで博識な趣味人としても高い評価を集めています。 1945年8月生まれで、その人生は戦後史そのもの。2022年末「徹子の部屋」に出演した際、話題になった、2023年が「新しい戦前になる」という発言もその事実を踏まえるとより重みを増して響きます。 一貫して自由で柔軟な生き方は戦後日本の一つの理想です。タレントという枠を超えた絶大な存在感の理由もそこにあると言って過言ではありません。 1970年代のデビュー以来半世紀近くにわたり、常にテレビやラジオの第一線で活躍してきたその足跡は当会の60年におよぶ批評活動を記念して贈る賞にふさわしく、その多大な功績を称えます。
- 部門
-
その他
- 作品内容
-
1945年8月22日、福岡県福岡市に生まれる。76年メディアデビュー。「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「今夜は最高!」(日本テレビ)などを経て、82年「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ)、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)がスタート、87年より「ミュージックステーション」(テレビ朝日)の総合司会を務める。ほか、「世にも奇妙な物語」(フジテレビ)、「タモリの音楽は世界だ」(テレビ東京)、「タモリのボキャブラ天国」(フジテレビ)、「ブラタモリ」(NHK)、「タモリステーション」(テレビ朝日)など数多くの冠番組、出演番組を持つ。生放送単独司会放送回数でギネス・ワールド・レコーズを幾度も更新し、2021年には同一司会者による生放送音楽番組最長記録も認定された。第2回伊丹十三賞、第62回菊池寛賞、第68回日本放送協会放送文化賞などを受賞。
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2021.4~2022.3
- 受賞作品
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旭川いじめ問題の関連報道と「“誰かのこと”じゃない」キャンペーン
- 授賞理由
- 凍死した女子中学生が陰惨ないじめを受けていたことを週刊誌が報じて以降、SNSでは真偽の不確かな情報が拡散したが、冷静に事実を積み上げ継続的に報じ続けた功績は大きい。さらに、いじめ対策キャンペーンを番組とネットを使って展開。地元のメディアとして、けっして他人事にしない姿勢を見せ続けてほしい。
- 部門
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報道活動
- 放送局
-
北海道放送
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2021.4~2022.3
- 受賞作品
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東日本大震災を巡る一連の報道・ドキュメンタリー制作
- 授賞理由
- コロナ報道、ウクライナ報道……と、テレビの話題は日々目まぐるしく移り変わる。そのなかでも風化させず、伝え続けなければならない出来事がある。東日本大震災もその一つだが、東日本放送はこの10年間、毎年ドキュメンタリー番組を作り続け、被災地の今やその時々の問題を伝えてきた。今後も発信し続けてほしい。
- 部門
-
報道活動
- 放送局
-
東日本放送
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2021.4~2022.3
- 受賞作品
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abn信州がんプロジェクト
- 授賞理由
- 医療関係者と取材者との長年の信頼関係に支えられた深い取材に説得力がある。日進月歩の医療現場を如実に映し出すことで、地域医療と放送局との連携による情報発信の高い信頼性を実感させる。10年前のプロジェクト立ち上げ以降、番組やウェブを通して精力的にがんに負けない社会づくりに貢献してきたチームの使命感が光る。
- 部門
-
報道活動
- 放送局
-
長野朝日放送
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