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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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シリーズ「よみがえる堀川」
- 授賞理由
- 環境をテーマにした「愛・地球博」を前に、名古屋の中心部を流れる堀川の浄化をめざしてキャンペーンを展開し、水質や市民の盛り上がり、行政の対応などを多角的に取材しました。地域密着型報道のお手本といえます。
- 部門
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報道活動
- 放送局
-
東海テレビ放送
- 放送日
-
2003.11.24~2004.6.23
- 作品内容
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名古屋の中心部を16.2キロにわたり南北に貫く堀川。1610(慶長15)年に名古屋城築城のために掘られた運河だ。戦前までは人々が川沿いの桜を愛で、川面には物資を運ぶ船が行き交っていた。名古屋の人びとにとって堀川はまさに”母なる川”であった。しかし高度成長期に大量の産業排水や生活排水が流れ込み、川はゴミとヘドロにまみれたどぶ川になった。東海テレビでは、この堀川の浄化を訴えて、1986(昭和61)年にキャンペーン「マイリバー堀川」、そして1999(平成11)年には「よみがえれ堀川」を放送し、他の河川から2日間の試験導水実現へと結びつけた。しかし堀川の真の再生には、なお多くの力が必要と考え、2003年11月から2004年6月にかけて「よみがえる堀川」を展開。より多くの市民が堀川に関心を持ってこそ真の「堀川再生」が実現すると考え、街の中での堀川の存在アピールにポイントを置き、市民や行政に訴えた。堀川の置かれている現状を、「水質」「市民の動き」「行政の対応」などさまざまな角度から検証し、堀川の再生のために私たちができることを積極的にアピールした。水質面では、堀川に生息する生物を調べたり、水中カメラを沈めてヘドロの実態などを視覚的に実証。さらに堀川の汚れの多くが、水源となっている下水処理場とともに、雨の際に都市排水となって流れ込む街の汚れであることを実証した。また、堀川周辺の地下水位が急上昇しているにもかかわらず、有効利用されずに下水として捨てられていることもわかり、水質浄化に役立てられることを提言。放送の中で参加を呼びかけた「堀川1000人調査隊」には、予想を上回る2000人を超す市民が参加し、それぞれの立場からユニークな調査を実施した。行政もこうした市民の動きに押される形で、他の河川からの堀川への導水に乗り出すなど動き始めた。
- 出演・スタッフ
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【制作・演出】野瀬義仁
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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中京テレビニュースプラス1「プラス1フォーカス 異変」
- 授賞理由
- 台風、地震、土砂崩れ、津波などの自然災害が相次ぐ中、地元の生活者の視点に立って防災や減災を考える好企画です。具体的な事例を通して、災害からくみ取るべき教訓や日ごろの備えをわかりやすく提示しています。
- 部門
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報道活動
- 放送局
-
中京テレビ放送
- 放送日
-
2004.10.25~2005.1.19
- 作品内容
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2004年9月、紀伊半島沖で地震が発生し、三重県尾鷲などに津波が到達した。相次いで上陸した台風がもたらす集中豪雨は三重や岐阜に甚大な被害をもたらした。東海・東南海地震が心配される東海エリアで、なんだか最近おかしいよね、という会話が街にあふれる一方、本当に我が身のこととして災害に備えているだろうか、という疑問も生じてきた。自然災害を前に、私たちの暮らしはどんな影響を受けるのか。発生した被害を記録・検証することにより、何を教訓として学ぶべきか。そして私たちは家庭で、地域で何をどう備えていくべきか。対処を考える一助となるべく企画し、10〜13分のVTRにまとめた特集を13本放送した。
- 出演・スタッフ
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【シリーズプロデューサー】大脇三千代【演出】岸野正毅、加藤高太郎、栗本直弘、恒川義章、大塚徹、荻須結花、伊澤盛、永田靖、武居信介、流矢修、上田嘉彦
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 特別賞
- 受賞作品
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コミュニティFMによる新潟県中越地震の一連の報道活動に対して
- 授賞理由
- 両局は新潟県中越地震に際し、安否確認から、ライフラインや避難所の情報、学校や事業所の再開状況、銭湯やガソリンスタンドといった生活情報まできめ細かく伝えました。さらに、エフエム雪国は十日町市に免許が交付された臨時災害対策局、FMながおかは長岡市に開設された臨時災害対策局の運営と放送業務を実質的に担いました。「被災地からの伝言」など3本の特別番組をエフエム雪国発で全国に発信したことも特筆されます。
- 部門
-
報道活動
- 放送局
-
FMながおかエフエム雪国
- 放送日
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2004.10.30,2004.11.23
- 作品内容
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新潟県中越地震から1週間が過ぎた2004年10月30日に「ラジオに何ができるか」、1か月後の11月23日に「被災地からの伝言I」を放送。被災地のコミュニティ放送局であるFMながおか(長岡)、 エフエム雪国(南魚沼)、FMピッカラ(柏崎)をつなぎ、どんな放送をしたか振り返って検証するとともに、ラジオは今、何をしたらいいのか、これからどんな放送をしていくのか模索した。また、阪神大震災の中から生まれた「エフエムわぃわぃ」や、福井地震や三国重油事故を経験した福井街角放送からは、実体験に基づくアドバイスを受けた。放送は、衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」の協力により、全国のコミュニティFMに中継された。この成果は2005年3月に開かれたシンポジウム「災害とコミュニティ放送局」に結実した。
- 出演・スタッフ
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【制作・演出】山本安幸
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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ステーションQ「動かぬ基地」
- 授賞理由
- 本シリーズでは基地の島・沖縄が抱える問題を、何か起こったとき取材するのではなく、日常的な問題として調査し、毎週、一途な姿勢で報道してきました。その中で、たとえば基地移転のための環境影響調査はそれ自体が環境破壊であることを立証し、米軍機墜落事故では損傷を受けた建物をめぐって、保存派も建替派もトラウマを抱えていることを描きました。こうした努力は、地域に根ざした放送局の活動として高く評価できます。
- 部門
-
報道活動
- 放送局
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琉球朝日放送
- 放送日
-
2004.4.1~2005.3.3
- 作品内容
-
沖縄は復帰後30年以上が経過したものの、アメリカ軍基地の面積は沖縄本島の約20パーセントを占める。そして、基地から派生する航空機の騒音、米軍による事件・事故、基地の存在による街づくりへの問題など、今も県民生活に大きな支障となっている。特に、基地の削減を望む県民の気持ちとは裏腹に、日米安全保障条約によって、政府も沖縄の基地問題の解決には消極的な態度である。基地問題を詳しく報道することで、政府にその解決を強く迫る世論の喚起に繋がればとローカルワイドの中で「動かぬ基地」と題して週に1回、シリーズで企画放送した。シリーズを始めた2004年4月以降、沖縄では名護市と金武町への新たな米軍基地の建設を巡って大きな問題となり、地元住民が根強い反対運動を起こした。シリーズは、ただ単に反対運動を取材報道するのでなく、過去の経緯、側面などを踏まえた独自の視点で取材し、継続的に記者リポートという形で放送している。
- 出演・スタッフ
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【制作・演出】 琉球朝日放送報道部
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
介護保険制度ご存知ですか? 青森県内における高齢者虐待をめぐる実態調査
- 授賞理由
- 2000年4月に始まった介護保険制度の仕組みを午後ワイドの週1コーナーで伝えるなかで、聴取者の情報から次第に高齢者虐待の事実が浮かんできました。大学研究室との共同調査で県内の居宅介護支援事業所に聞いたところ、47%が「高齢者虐待はある」と回答。調査データをもとに県の認識をただし、調査委員会の設置に結実しました。虐待は家族関係やプライバシーが絡む微妙な問題だけに、音声だけで伝えるラジオの特性が生きた好企画です。
- 部門
-
報道活動
- 放送局
-
青森放送
- 放送日
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2000.4.1~2004.9.24
- 作品内容
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2000年4月の介護保険制度施行と同時に「介護保険制度ご存知ですか?」をラジオの生放送でスタートさせた。当初は多くの人に介護保険を知ってもらうことが目的だったが、番組が進むにしたがって、介護者や介護現場で働く人たちの悩みが寄せられるようになった。特に深刻なのが高齢者の虐待。だが、プライバシーや守秘義務の関係もあり、なかなか表面に現れない。そこで青森県立保健大学の大和田猛研究室と共同で青森県内の高齢者虐待調査に乗り出した。調査結果は「介護保険制度ご存知ですか?スペシャル」として放送した。
- 出演・スタッフ
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【制作・演出】三浦明子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
-
報道特捜プロジェクト「許せない!年金資金のムダ遣いを徹底追及」
- 授賞理由
- 国民に負担増を求めて給付を抑制する年金改革の一方で、いかに年金資金が無駄遣いされ、社会保険庁職員や天下り先の関連団体のために浪費されてきたかを報じました。1998年に始まったこのキャンペーンでは、全国の大規模年金保養施設(グリーンピア)が3500億円の負債を抱えている実態をいち早く伝え、職員宿舎建設や高級公用車購入のほか、廃棄されるものも多いパンフレットやポスターの製作を、天下り先の関連団体に散らして発注し、自ら監修料も受け取っていた現状などを次つぎと報告し、シリーズは9回を数えました。息の長い調査報道によって、年金制度の隠された問題を提示し、グリーンピア売却や社会保険庁改革へと結実させた意義は大きく、高く評価します。
- 部門
-
報道活動
- 放送局
-
日本テレビ放送網
- 放送日
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998,7.25~2005.3.19
- 作品内容
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「報道特捜プロジェクト」では、年金問題が世の中に表面化する以前の1998年の巨大保養施設「グリーンピア」問題に端を発し、足掛け7年にわたって、社会保険庁をはじめとする関連団体の無駄遣いを9回シリーズで徹底追及した。年金保険料の積立金で全国13か所に建てられたグリーンピアは、3500億円の負債を抱えていた。相場の8分の1で貸し出される職員宿舎は、建設中を含め76か所、公用車は3億円近くをかけ247台購入。やりたい放題の無駄遣いの裏で、天下りOBには多額の給与や退職金を出しつづけていた。また、ポスター、パンフレットなど年間234種類、5000万部をはるかに超える印刷物の制作で、関連団体や特定業者を儲けさせるだけでなく、官僚自らも監修料を受け取っていた。潤沢な年金資金を狙い、甘い汁を吸いつづけてきた年金官僚たち。その一方で、年金資金が将来足りなくなると保険料を上げ、給付を下げる。番組はこのあきれた現状を伝えた。また、シリーズでは、議員年金の問題点も浮き彫りにした。
- 出演・スタッフ
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【プロデューサー】滝谷満【ディレクター】戸井田克彦、瀬戸雄二ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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車買取り専門店ユーポス「諭吉オクラホマ」
- 授賞理由
- 福沢諭吉の大行列が店から出て行き、さえぎる従業員まで一緒に踊り出す点がユニークです。おカネを擬人化して高価買い取りをアピール、企業名を最後まで露出するなど、まさに大阪商人CM。商売の真髄を感じます。
- 部門
-
CM
- 制作会社・広告主・広告会社など
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創造,ワウユーポス大広
- 時間
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(15”)
- 作品内容
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車買取り店からぞろぞろ出てくる福沢諭吉。従業員が止めに入るが、諭吉は従業員が広げた両手を逆にして関節技を決めるかと思いきや、その手を取ってフォークダンスを踊り出す。クルマ買取り価格の高さを、一万円札に描かれた人物・福沢諭吉になぞらえ、象徴的かつユーモラスに描く。
- 出演・スタッフ
-
【CD】栗岡伸和【Pl&C】西脇淳、井田万樹子【AD】於保浩介【D】山本正樹
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
ミドリ安全分煙システム「漂流」
- 授賞理由
- 喫煙と禁煙。ともすれば対立しがちなテーマですが、絶妙なパロディで嫌煙者をも笑いに引き込みます。貨物船、潜水艦などの大掛かりな仕掛けは、まさに制作者が持つスケールの大きなユーモアの現れで、驚かされます。
- 部門
-
CM
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
Camp KAZミドリ安全電通
- 時間
-
(60”)
- 作品内容
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海の上、男がボロボロのいかだに乗って漂流している。男をいやすのはタバコだけだ。そこへ貨物船が通りかかるが、なぜか男を助けない。潜水艦も浮上するが何事もなかったように沈み、上空を飛ぶヘリコプターにまで無視される。機体の側面には”NO SMOKING”の文字が……。分煙といえば、ミドリ安全。
- 出演・スタッフ
-
【スタッフ】友次彰、奥山英男
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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福岡県若年者しごとサポートセンター「棒高跳び篇」
- 授賞理由
- 荘厳な音楽をバックに、面接突破の達成感をセリフなしで見事に描いています。緊張みなぎる面接の場が棒高跳びのフィールドに変わるダイナミズムは、困難を乗り越える自信の暗喩として、力強く表現されています。
- 部門
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CM
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
スタジオ56福岡県雇用対策協会若年者しごとサポートセンター電通九州
- 時間
-
(30”)
- 作品内容
-
就職の面接で緊張する青年。その横にはなぜか、立て膝をつく黒子が。緊張が最高潮に達する瞬間、画面は陸上競技場に飛び、青年は黒子とともに棒高跳びに挑む。必死の形相で走る青年は、黒子の支えもあって、バーを飛び越えるのに成功する。人生の可能性にチャレンジしよう。
- 出演・スタッフ
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【CD+Pl+C】國武秀典【Pl+Dir】岩橋昌利【Pr】倉光富士夫【P】吉原剛【L】川上愼一【ST】熊谷美樹【HM】赤藤光【ED】百代典由【MA】仁田坂博【PM】尾形真樹
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2004.4~2005.3(平成16年度) 第42回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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JR東日本北陸 ホクリクのフランス人「ラファエル&マリーン篇」
- 授賞理由
- 北陸の田舎を旅するフランス娘2人。生き生きと実に楽しそうな旅は共感が持てます。古さと新しさの混在する意外性、それが見事に表現されています。フランス語の音楽も日記風な展開もオシャレで気持ちのよいCMです。
- 部門
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CM
- 制作会社・広告主・広告会社など
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ピラミッドフィルム東日本旅客鉄道,西日本旅客鉄道ジェイアール東日本企画,TUGBOAT
- 時間
-
(60”)
- 作品内容
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「ルージュの伝言」のフランス語カバーに乗せて、フランスから来た若い女性2人組が、北陸の景勝地をめぐる。兼六園、茶屋街、和菓子、旅館。在来線、木造校舎、海岸、露天風呂。「ウツクシイ。カワイイ。オイシイ。キモチイイ。ウラヤマシイナ、ニッポン」。
- 出演・スタッフ
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【CD】TUGBOAT【Dr】服部一成【撮影】ホンマタカシ【照明】崎本拓也
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