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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
復帰40周年特別番組「ゴリmeets復帰っ子~不惑をむかえた沖縄 2時間激論~」
- 授賞理由
- 復帰の前後に生まれた人間だけで沖縄の問題を議論するという企画がユニーク。なぜ沖縄は離婚が多いのか? 背景にあるのは貧困や男性の暴力。沖縄語は国際的に認められた独立言語だという指摘など、社会や文化や歴史、県民性を語り、基地問題も俎上に載せます。司会の「復帰っ子」ゴリと女性アナもゆるい会話で進行。中央に媚びない姿勢は地域密着番組のお手本です。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
琉球放送
- 放送日
-
2012.5.17
- 時間
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19:00〜(115分)
- 作品内容
-
1972年に生まれた沖縄県民は、本土復帰の年に生まれたことから「復帰っ子」と呼ばれている。彼らも今年40歳となり、沖縄の社会を牽引する立場にある。そんな彼らが沖縄について何を思っているのか。復帰っ子のお笑い芸人・ガレッジセールのゴリを司会に、スタジオに復帰っ子と同世代の沖縄県民40人を集め、全国ワーストの離婚問題、ウチナーグチ(沖縄言葉)の継承、基幹産業である観光、米軍基地問題の4つをテーマに討論し、今、そしてこれからの沖縄を考える。
- 出演・スタッフ
-
【出演】ゴリ、島袋彩子、屋良朝博ほか【ナレーション】狩俣倫太郎【プロデューサー】與那覇博明【企画】小濱裕【演出】島尻一【ディレクター】野崎洋平、野沢周平、仲井真ゆみな【構成】山田優樹【編集】中川英俊【SW】砂川恵一郎【VE】大城宏幸【CAM】山内遼史、砂辺哲康、仲原和一、土田亮介、高良繁久【MIX】渡慶次徹【AUD】西政信、岸本充、松島望【SE】島袋孝道【VTR送出】城間敬【美術・テロップ】名嘉一【美術】佐久川政人、糸数若菜【メイク】内間カヨ子、比嘉けい子【スタイリスト】金城牧子【テロップ】比嘉梢、比嘉智子、與那嶺千枝【AD】國吉翔太、内田麻依子、根間拓也、山田杏子【FD】比嘉志奈子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
特集ドラマ「ラジオ」
- 授賞理由
- 東日本大震災から2年。被災地の今と、これからの復興を考えるためのドラマが生まれました。〈大きな物語〉ではなく、一人の少女の〈小さな物語〉を描いたことで、メッセージに溢れた作品となりました。ドキュメンタリーでは掬いきれない感情。それを紡ぎ出せたのは、モデルとなった人々と交流を深めてきたという脚本家・一色伸幸をはじめ、スタッフの強い想いがあったからこそでしょう。そうした丁寧な制作過程にも拍手を贈りたいと思います。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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テレビマンユニオン,NHKエンタープライズ
- 放送日
-
2013.3.26
- 時間
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22:00〜(75分)
- 作品内容
-
東日本大震災から1か月後、宮城県女川町に臨時災害FM局「女川さいがいFM」が作られた。この放送にかかわった1人の女子高生のブログをもとにしたドラマ。震災から10か月が過ぎても、女子高生の某ちゃん(刈谷友衣子)は仮設住宅に引きこもったままだ。母親(西田尚美)が働く蒲鉾店の店主・國枝(吉田栄作)は、某ちゃんを心配して女川さいがいFMに参加させるが、何もしゃべれず某ちゃんは落ち込む。父親(豊原功補)の勧めでブログを始め、某ちゃんは自分の気持ちを少しずつ文章に綴りはじめる。女川出身で東京在住の薬剤師・飛松(リリー・フランキー)は、某ちゃんが流したパンク音楽をネット配信で耳にしたことから、メールで交流を深めてゆく。放送スタッフのユキ(安藤サクラ)や宮城(新井浩文)ら周囲の人たちの支えで、次第に気持ちを取り戻す某ちゃんだが、瓦礫の受け入れについて書いたブログが炎上し、深く傷ついてしまうーー。
- 出演・スタッフ
-
【出演】刈谷友衣子、安藤サクラ、リリー・フランキー、新井浩文ほか【プロデューサー】河北穣【制作統括】細田美和子、三浦尚、杉田浩光、松居径【取材】伊藤雄介【演出】岸善幸【原作】某ちゃん。【脚本】一色伸幸【音楽】松本俊明【撮影】夏海光造【音声】永峯康弘【映像技術】早坂君男【美術】磯見俊裕【スタイリスト】宮本まさ江【ヘアメイク】小沼みどり【音響効果】細見浩三
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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TXN衆院選スペシャル「池上彰の総選挙ライブ」
- 授賞理由
- 選挙開票速報を見事に知的エンタテインメント番組に仕上げました。この日ばかりは政治家は審判の前に緊張し、投票者である国民は主人公となり、政治劇を見守る観客となります。番組は刻々と変化する情報を巧みに分類整理し、4時間半にも及ぶ面白いニュースショーに仕上げました。と同時に選挙のあり方、政治の本質を的確に突く番組にも進化させました。さまざまな仕掛けを用意し、池上彰の情報整理力、インタビュー力をフル回転させたスタッフの手腕を高く評価します。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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テレビ東京
- 放送日
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2012.12.16
- 時間
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19:54〜(270分)
- 作品内容
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ジャーナリストの池上彰を進行役に、2012年12月16日に投開票が行われた第46回衆議院議員総選挙の開票速報を伝える。速報と各政党幹部との中継を軸に、候補者のプロフィールを詳しく紹介。刻々と伝えられる当選確実の情報に池上が逐次コメントするほか、視聴者から選挙にまつわる疑問を募集し、池上が答えていく。また、政治家になるための方法を「世襲」や「官僚出身」など8つのジャンルに定義して解説。家族で見てもわかりやすい番組となるよう「選挙と政治の基礎知識」も盛り込んだ。さらに政治記者100人にアンケートを行い、よい政治家とは何なのかを議論した。
- 出演・スタッフ
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【出演】池上彰、大江麻理子、田勢康弘、大浜平太郎、相内優香ほか【構成】浜田悠、松林美妃【演出】鈴木嘉人【プロデューサー】福田裕昭、川口尚宏、浅岡基靖
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
報道特別番組「標的の村~国に訴えられた東村・高江の住民たち」
- 授賞理由
- 座りこみをしたことで、国から“通行妨害”で訴えられる住民。そして、オスプレイ配備のためのヘリパッド建設に身をもって抗議する人々。沖縄の住民たちが、国家という大きな権力に蹂躙されながらも、団結してそれに強く抵抗していくさまを生々しく捉えた作品です。沖縄の米軍基地問題を描いたドキュメンタリー番組は数多く作られていますが、これほどまでに住人に寄り添い、彼らの視点に立って作られた作品は珍しく、制作者の力強いメッセージが感じられる力作です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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琉球朝日放送
- 放送日
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2012.12.1
- 時間
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16:00〜(55分)
- 作品内容
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人口160人の沖縄県東村・高江集落。アメリカ軍の演習場に囲まれているが、フェンスもなく、訓練中の兵士が民家の庭に現れることもあるという。2007年、アメリカ軍のヘリパッド(着陸帯)がこの場所に建設されると聞いた住民たちは反対の声を上げた。集落を囲むように6か所に造られる計画で、いちばん近いヘリパッドは住宅から400メートルしか離れていない。さらに、アメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」がヘリパッドを使用することも明らかになった。6人の子を持つ安次嶺現達さん(53)は「住民の会」を作って座りこんだところ、国に通行妨害で訴えられてしまった。国が、国策に反対する住民を民事で訴える。前代未聞の裁判だ。そして2012年10月、政府が1996年から隠し続けてきたオスプレイの沖縄配備が現実となってしまったーー。オスプレイ配備と住民の姿を通して、基地問題をめぐる日本とアメリカ、沖縄の構図を暴く。
- 出演・スタッフ
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【ナレーション・プロデューサー】三上智恵【構成】松石泉【演出】謝花尚【撮影・編集】寺田俊樹【撮影】大城耕、琉球朝日放送報道部【タイトル】新垣政樹【題字】金城実【MA】柳井陽子、茶畑光男
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
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NHKスペシャルシリーズ東日本大震災「追跡 復興予算19兆円」
- 授賞理由
- 「復興予算」と銘打たれた税金が、被災地の復興とは関係のないところにも使われている現実を初めて明るみに出しました。東日本大震災からの復興をめぐる政治・行政のあり方に強烈な問題提起をして、大きな波紋を呼んだ番組です。「なぜ復興予算が地元に回ってこないのか?」という地元局としての素朴な疑問をきっかけに始まった調査は、被災地以外の地域の道路工事や工場増設、テロ対策や職業訓練などに、膨大な復興予算がつぎ込まれている状況とそのカラクリをあぶりだしていきました。「ゆくゆくは被災地の雇用拡大につながる」「あくまでも震災対策」などと、予算流用を悪びれる風もなく正当化する関係各省庁の役人たち。一方で、被災から立ち上がるために必要な予算活用を阻まれ、苦悩する人々。その対比から浮かび上がるのは、今回の復興予算の問題に留まりません。政治家や官僚が執行基準に滑り込ませた文言が都合よく解釈されていく、これまでも繰り返されてきたであろう構造的な問題をも改めて考えさせてくれました。現在起こっていることに目を凝らし、不明なことを愚直に調べ、当事者と同じ怒りをもって世に問うた、見事な調査報道でした。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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日本放送協会
- 放送日
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2012.9.9
- 時間
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21:00〜(58分)
- 作品内容
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沖縄県国頭村で行われている国道工事。事業費7億円の大半が東日本大震災の復興予算から支出されている。復興予算は19兆円もの巨額にのぼるが、どのように使われているかはあまり知られていない。そこで番組は50万ページもの資料を検証し、専門家の協力を得て事業の中身を分析した。予算は各省庁に配分され、500もの事業に使われていたが、このうち、被災地に直接投じられていない予算が次つぎと見つかった。一方で、復興予算が回ってこない地元の商店主らは支援を受けられずに追いつめられ、病院や診療所にも予算が行き渡らず、被災地医療が危機に瀕している。巨額の予算をめぐって、いま何が起きているのか。その実態を探る。
- 出演・スタッフ
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【出演】鎌田靖【語り】豊原謙二郎【制作統括】高山仁、熊田安伸【ディレクター】小林竜夫、池本端、石田望、太田哲朗【記者】戸田有紀、野津原有三、鈴木隆平、水上貴裕、橋本剛、関根尚哉
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 志賀信夫賞
- 受賞作品
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『調査情報』
- 授賞理由
- テレビ放送開始から5年後の1958年に創刊されたTBSの『調査情報』は、2011年5月に通算500号に達しました。放送専門誌は休廃刊が相次ぎ、一時は書店に平積みされるのが年末の風物詩になっていたテレビ情報誌も大幅な部数減に喘いでいます。昨今は「放送メディア衰退」を象徴する一コマとして、こうした状況が語られています。同誌は自社の経営環境をはじめ、さまざまな要因による苦難に直面しましたが、愛読者の応援を受けて粘り強く刊行を続けてきました。半世紀を超えるその歴史は、NHK・民放の並立体制となった戦後の放送史を映し出す鏡と言っても過言ではありません。同誌は、時代状況やメディア環境の変容をビビッドに捉えてきました。毎号の特集テーマとその内容は、今も放送専門誌の枠にとどまらない多様性を持ち続けています。また、時代に寄り添ったテーマだけではなく、埋もれかねない課題をも誌面化してきました。それこそが同誌の存在意義なのではと考えます。また、新人ライターの発掘に努めるとともに、制作者はもちろん、学者からフリージャーナリスト・ルポライターまで、広範な書き手を起用してきたことも注目に値します。こうした編集姿勢は、月刊誌時代も隔月刊の今も、休刊前も復刊以降も、誌名が変わっても一貫していました。その足跡と実績は、志賀信夫賞に相応しいものです。
- 部門
-
その他
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 志賀信夫賞
- 受賞作品
-
藤田 潔
- 授賞理由
- 藤田潔氏は、1960年にビデオプロモーションを設立。マネージメント業、番組制作、広告代理店業などを多角的に展開するユニークな総合広告会社・ビデオプロモーションを拠点に、長年にわたって、新たなテレビ番組の企画開発、テレビ番組を通じた海外との提携、ユニークなテレビタレントの発掘、クロスメディア展開などに尽力してきました。アニメ「鉄腕アトム」の米国輸出や、「マスターズ」ゴルフの衛星生中継を実現したほか、「11PM」「こちらデスク」「世界遺産」「美の巨人たち」など、日本のテレビ史に残る斬新な番組の企画開発に関わり続けました。それらのお仕事は、常にテレビ界、メディア界の注目を集めるものであるとともに、日本のテレビ文化の発展に多大な貢献をされました。加えて、藤田氏のリスクを恐れず、自らの番組企画を実現していくそのエネルギーと行動力は、多くのテレビ人に夢と勇気を与え続けてきました。長年にわたり日本のテレビ文化の発展に寄与され続けてきた藤田氏の活動は、まさに志賀信夫賞に相応しいものです。
- 部門
-
その他
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 50周年記念賞
- 受賞作品
-
久米 宏
- 授賞理由
- 久米宏氏は、「ザ・ベストテン」「久米宏のTVスクランブル」「ニュースステーション」など、テレビの歴史を画す数々の番組の司会を務めてきました。特に、「ニュースステーション」は、硬軟取り混ぜたニュース項目の構成、フリップや地図・模型を使った解説など、視聴者にわかりやすいニュースの見せ方を追求し、軽妙な語り口でその番組理念を体現しました。ニュースに対する歯に衣着せぬ市民目線のコメントは、多くの視聴者の共感を呼びました。また、「ザ・ベストテン」は、レコード売り上げなどを集計した客観的なデータによる出演者の選定、出演歌手をコンサート会場など出先まで追いかける生番組の緊張感など、歌番組の新しい手法を開拓しました。出演者を巻き込んで黒柳徹子さんとの絶妙な掛け合いで作り上げられる世界は、当時の芸能界の縮図でした。近年はパーソナリティとして、ラジオでも新しい話の世界を広げています。
- 部門
-
その他
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 50周年記念賞
- 受賞作品
-
NNNドキュメント
- 授賞理由
- 1970年に放送を開始した「NNNドキュメント」は、現在最長寿のドキュメンタリー番組枠として、戦争、福祉、地方政治など、広範な分野で日本社会への問題提起を続けてきました。同番組の問題提起は、若者の貧困問題を描いた「ネットカフェ難民」に象徴されるように、たびたび大きな社会的反響を呼びました。同番組の制作体制として、日本テレビ系列の地方局に貴重な全国発信の機会を提供し、地域の番組制作者の育成に寄与している点もおおいに評価できます。その番組作りは、ギャラクシー賞をはじめとする各番組賞において高い評価を得、1975年放送の「明日をつかめ!貴くん〜4745日の記録」は、エミー賞国際賞を日本の番組で初めて受賞しました。東日本大震災発生以後には、「3.11大震災シリーズ」として系列各局で制作した東日本大震災関連の番組を現在まで継続的に放送し、津波被害地域、福島原発事故などを多面的に描いています。
- 部門
-
テレビその他
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2012.4~2013.3(平成24年度) 第50回
- 賞名
- 50周年記念賞
- 受賞作品
-
テレビマンユニオン
- 授賞理由
- テレビマンユニオンは、日本で最初の独立系プロダクションとして、斬新な番組作りで実践面だけでなく理論面でも放送界をリードしてきました。萩元晴彦ら創立メンバーによる著書『お前はただの現在にすぎない』は、放送人の手による著作としては放送界に最も強いインパクトを与えた一冊です。同書は国家権力や経営の圧力に抗する放送人の闘いの記録として読まれがちですが、しかしそれを超えて「中継の思想」をはじめ、テレビとは何かという本質論を私たちに突きつけています。実践面では、小型の同録カメラを駆使した「遠くへ行きたい」の屋外ロケ、ドキュメンタリーとドラマを融合した「欧州から愛をこめて」、初の3時間ドラマ「海は甦える」など、斬新な番組作りの試みは数知れません。さらには放送局との対等関係を主張した業務関係のあり方、ユニオンというフラットな組織形態など制作会社の地位確立の試みも評価に値します。
- 部門
-
テレビその他
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