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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
SCHOOL OF LOCK!「SCHOOL OF LOCK!×高橋優『もうひとつの卒業式~福島県 南相馬』」
- 授賞理由
- 番組に寄せられたメッセージをきっかけに、東日本大震災によって全国各地へバラバラになってしまった福島県立原町高校の3年生たちとの卒業式ライブをオンエア。レギュラー番組で養われたとーやま校長とやしろ教頭の高校生たちとの繋がり力、そしてシンガーソングライター高橋優の歌声・メッセージ力が見事に融和した番組です。これからのさらなる巻き込み力を期待します。
- 部門
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ラジオ
- 放送局
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エフエム東京
- 放送日
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2012.3.8
- 時間
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22:00~(115分)
- 作品内容
-
福島県南相馬市の県立原町高校の生徒たちは、東日本大震災に伴う福島第一原発の事故後、登校することができなくなり、県内外への転校や振替登校などで全国各地へ散ってしまった。原町高校の生徒が番組に送ったメッセージをきっかけに、番組と生徒たちが協力。3年生の生徒たちを原町に集めて新たな門出を祝う「卒業式」を開催した。当日はシンガーソングライター高橋優が6曲を披露し、卒業生へエールを送った。
- 出演・スタッフ
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【制作】平岡俊一、清水綾【構成】山本佳宏【演出】鎌田麻子、横川涼
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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J-WAVE SPECIALVERMEER,37STORIES~光の王国
- 授賞理由
- 音声のみで、絵画という視覚に訴える世界の魅力を充分に伝えることができた番組です。専門家の解説はわかりやすく、また美術館の音声ガイドを活用した部分はドラマチックに仕立てられ、より立体的にフェルメールの世界にいざなわれました。この番組を一度聴くだけでフェルメール通になれそうな構成力は見事! 今後も美術をテーマにした秀作を大いに期待します。
- 部門
-
ラジオ
- 放送局
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J-WAVE
- 放送日
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2012.1.9
- 時間
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18:00~(115分)
- 作品内容
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17世紀のオランダで活躍した画家・フェルメール。日本で非常に人気が高い彼は寡作であり、その作品は37点しか確認されていない。「光の画家」といわれた彼のミステリアスな生涯を、分子生物学者の福岡伸一が独自の視点でたどり、美術館の音声ガイドを活用したドラマ仕立ての構成で読み解く。フェルメールが生きた17世紀の音楽や、音楽家の久石譲がフェルメールをイメージして作曲したオリジナル曲も紹介する。
- 出演・スタッフ
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【出演】福岡伸一、秀島史香、小林薫、宮沢りえ【P】久保野永靖【構成】高橋聡之【D】曽我友亮【AD】吉岡直澄
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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うんとこしょ、どっこいしょ~株式会社「大宮産業」奮闘記
- 授賞理由
- 深刻な過疎高齢化を自分たちの力で再生したいと、住民が出資して設立した物販会社を1年間取材、その成功の軌跡を描いています。住民の強い思いを存分に伝え、些細なシーンの生音も効果的でした。宅配サービスの青年とお年寄りの交流、感謝祭の賑わいからは温もりや希望が感じられ、同じ問題に悩む集落や、3.11震災後の復興を願う人たちにも元気を与える作品です。
- 部門
-
ラジオ
- 放送局
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高知放送
- 放送日
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2011.5.29
- 時間
-
15:00~(60分)
- 作品内容
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過疎高齢化が進む高知県四万十市大宮地区に、住民出資の株式会社が誕生した。地区で日用品やガソリンなどを販売していた唯一の店がなくなり、2006年に地区の住民108人が1人あたり平均6万円を出資して設立したのだ。高齢者向けの宅配サービスや住民の交流の場となる感謝祭を企画する一方、特産米の生産を復活させ、地産外商にも乗り出した。こうした努力が実り、設立以来5年間、黒字経営を続けている。「高齢化先進県」の奮闘ぶりと成功の軌跡をつづる。
- 出演・スタッフ
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【ナレーション】長谷川恵子【制作・構成・演出】中嶋淳介
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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浅川マキ~ロング・グッドバイ
- 授賞理由
- アンダーグラウンド・シーンを駆け抜けた歌手浅川マキの心の軌跡が丁寧にたどられています。寺山修司とのエピソードは、そのまま時代の証言です。過去一度もレコード化されなかった曲「ロング・グッドバイ」の発掘は快挙です。家出同然で後にした、故郷金沢への切ないほどの思いに心打たれます。浅川マキの歌声とともに、制作者の温かなまなざしが心に残る秀作です。
- 部門
-
ラジオ
- 放送局
-
北陸放送
- 放送日
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2011.5.29
- 時間
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15:00~(54分)
- 作品内容
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2010年1月、ライブ公演のため滞在していた名古屋で急逝した歌手・浅川マキ。長くストレートの髪型に黒いロングドレス、黒のブーツといういでたちで寺山修司の世界を歌って演じるという新しい表現世界で注目を浴びた彼女が、地元金沢で行ったライブの録音が北陸放送に残っていた。デビュー間もない頃の1971年と、デビュー20年を迎えた1989年のものだ。町役場で働いていた彼女はどんな思いで上京し、歌手として活動を始めたのか。どのように詩を書いてきたのか。寺山修司との出会いはどうだったのか。貴重な音源を軸に、関係者の証言で浅川マキの心の軌跡をたどる。
- 出演・スタッフ
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【出演】亀渕友香、寺本幸司【ナレーター】北まち子【制作・構成・演出】川瀬裕子【構成・演出】八田静輔【技術】山崎正敬
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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ラジオドキュメンタリー「消えた月光仮面」
- 授賞理由
- 検察を追われながらも、弁護士になり冤罪と取り組み続け、ある時は「正義の味方」、ある時は「悪人」とされた安倍治夫の人生を、「疾風のように現れて疾風のように去ってゆく」と謳われた「月光仮面」にたとえ、その生涯を辿ることで、戦後の日本社会の病巣を浮かび上がらせていきます。関係者の証言、時代時代のニュース音や音楽が三位一体となって展開していく構成は見事で、聴く者を惹きつけるとともに、制作者の視点・意図が明確に表現された秀逸なドキュメンタリーです。
- 部門
-
ラジオ
- 放送局
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北海道放送
- 放送日
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2012.3.28
- 時間
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20:00~(60分)
- 作品内容
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ある時は正義の味方、ある時は悪人とされた「ヤメ検」弁護士、安倍治夫の生涯をたどる。根室に生まれ、東大、ハーバード大学に学び、生涯かけて冤罪と取り組み続けた。型破りの性格で検察組織からはじかれ、各地への左遷が続いたが、臆することはなかった。組織の中から時代遅れの検察を批判したが、孤立する。やがて検察を追われて弁護士になった彼を待ち受けていたのは、国策捜査による逮捕だった。
- 出演・スタッフ
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【ナレーター】河原多恵子【手記朗読】吉田精司、卓田和弘【制作】市川弘之【取材・構成】後藤篤志【技術】霜田千晶
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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ABC創立60周年記念ラジオ時代劇「元禄・堂島米市場螢舞~平成に近松の幽霊が甦る」
- 授賞理由
- 朝日放送の新社屋予定地から発見された古い文献。近松研究者と骨董屋の主人が古びたページをめくると、元禄時代の堂島界隈の人間ドラマが広がっていきます。主人公は堂島の幽霊屋敷に住み着いた新参の米商人暁新左衛門。強欲な古参の米商人、新地の遊女、豪商の若旦那らと新左衛門との深い関わりとは何なのか。地域性を活かし、当時の経済事情を巧みに織り込んだ構成には意欲が感じられます。謎ときにも味があり、寺脇康文、橋爪功ら豪華キャストの好演も聴きごたえがありました。
- 部門
-
ラジオ
- 放送局
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朝日放送
- 放送日
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2011.12.30
- 時間
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19:00~(125分)
- 作品内容
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朝日放送の前身である大阪テレビの社屋が建っていた場所は、江戸時代に経済の中心地だった堂島米市場があった。現在の社屋から堂島川をはさんだ中之島には、かつて諸藩の蔵屋敷が立ち並んでいた。華やかなりし元禄時代の堂島を舞台にした、創立60周年記念の大型オリジナルドラマ。朝日放送の新社屋建設予定地から、近松門左衛門の作とおぼしき文献が発見される。そこには、誰も読んだことのない「世話物」が展開されていた。物語は元禄十五年の大坂へ。堂島の幽霊屋敷に暁新左衛門という商人が住み着いた。記憶力にすぐれ、米市場ですぐにその才覚を発揮し始めた新左衛門。彼が大阪で一旗揚げようとするのには、壮大な理由があったーー。謎めいた米商人の活躍と秘めた思いを追いながら、経済の中心であった堂島米市場の仕組みや盛り場・新地の世界も描く。朝日放送の社員が脚本・構成・演出を手掛けた意欲作。
- 出演・スタッフ
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【出演】寺脇康文、橋爪功、谷村美月、林剛史、風間俊介、上杉祥三、道上洋三、桂吉弥、三島ゆり子ほか【制作・脚本・構成・演出】橋本祐子【音楽】中島靖雄【技術・編集】平間淳司、田中太郎【時代考証】本渡章【音響効果・資料提供】南二郎
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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久米 宏 ラジオなんですけど
- 授賞理由
- 子どもから大人まで、遠くはオランダからも参加したリスナー8人と電話を繋ぎ、生放送で「番町皿屋敷」のラジオドラマに挑戦しました。リスナーを上手に巻き込み、聴く人に生放送の臨場感、ラジオでまだまだ遊べることを再認識させた魅力的な取り組みであると同時に、作品としても聴きごたえある上質な仕上がりになっています。また、節電を強いられた昨年夏、聴いて涼しくなれる「怪談」を演目にすることで、ラジオならではの対応を示しました。
- 部門
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ラジオ
- 放送局
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TBSラジオ&コミュニケーションズ
- 放送日
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2011.6.18
- 時間
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13:00〜(115分)
- 作品内容
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海外を含め、リスナー8人を電話でつなぎ、生放送で怪談「番町皿屋敷」のラジオドラマに挑戦。パーソナリティの久米宏が演出し、効果音はスタジオの出演者が担当する。すべて生放送の1回勝負だ。リスナー、出演者、スタッフが一体となった共同作業で、ドキドキする気持ちや緊張感を共有しながら、遊び心溢れる作品となった。
- 出演・スタッフ
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【演出・出演】久米宏【出演】堀井美香、林家彦いち、番組リスナー8名【制作・演出】池田卓生【構成】稲原誠【演出】長谷川和正、星迅人
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
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ラジオドラマ「鉄になる日」(小松左京著「日本アパッチ族」より)
- 授賞理由
- 小松左京が「日本アパッチ族」を引っさげて私たちの前に現れたのは、1964年のことでした。日本はアジアで最初のオリンピックを迎え、多くの人が経済成長神話に酔っていた頃でしたが、小松は繁栄のひずみをパラレルワールドというSFの手法を使って見せてくれました。衝撃的な作品でした。それから50年近くたった去年の夏、ふたつの大震災で露わになったこの国の弱さを見極めるかのように、巨星は静かに逝きました。戦後のひずみがあちこちで噴き出し、漠とした閉塞感に包まれているこの時代に、この作品を蘇らせようとした制作者の才覚と企画力に脱帽せざるを得ません。脚色も秀逸です。仕事をしないことが最大の悪事として取り締まられている架空の現代日本。ニートの主人公は国民の義務違反の罪に問われ、大阪城近くにある追放地に追われます。そして鉄を食べて生きる新人類「鉄人」たちと出会う。効果音の使い方も見事、ラジオでしかできない世界を瞬時に創りあげ、聴く人をパラレルワールドに誘いこみます。聴いているうちに、リアルワールドの日本の姿が次第に脳裏に現れてくるはずです。まさにいまを代表するドラマです。
- 部門
-
ラジオ
- 放送局
-
毎日放送
- 放送日
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2011.11.21
- 時間
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20:00~(59分)
- 作品内容
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約50年前に書かれた小松左京の名作「日本アパッチ族」が、衝撃的な復活を遂げた。舞台は、ニートが罪になるという架空の現代日本。フリーターのニート青年だった主人公は、国民の就職義務に違反したことから追放刑を受ける。不毛の追放地の中で、野犬に襲われて死にかけた主人公は、追放地で生まれた新人類「鉄人」たちに命を救われる。新人類たちは、くず鉄泥棒たちが鉄を食べる人種に進化して誕生し、すさまじいパワーと生命力にあふれていた。やがて彼らの一員となった主人公は、新人類を滅ぼそうとする国家との戦いに巻き込まれてゆく。
- 出演・スタッフ
-
【出演】城土井大智、江口直彌、木内義一、中道裕子、今仲ひろし、酒井高陽、白井哲也、ドヰタイジ、や乃えいじ、美輝明希、Maguma【プロデューサー】織田真介【構成・演出】島修一【脚本】林一郎【技術】小池祐治【効果】濱谷光太郎
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- マイベストTV賞グランプリ
- 受賞作品
-
妖怪人間ベム
- 授賞理由
- 「原作アニメの雰囲気を壊さずに、現代に置き換えてなおも完成度の高いドラマ」「毎回見終わると勇気が湧いてくる。明日も頑張ろうという気持ちになれる」「人として生きること、人とのつながりを教えられた」といった絶賛の声が視聴者から数多く寄せられました。映像化は困難と思われた原作を見事にドラマ化。主演の亀梨和也をはじめとするキャスティングも絶妙で、生きることの意味や幸せとは何かを真摯に描いた優れた作品です。
- 部門
-
その他
- 放送局
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日本テレビ放送網
- 放送日
-
2011.10.22~12.24
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 志賀信夫賞
- 受賞作品
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植村伴次郎「志賀信夫賞」は、志賀信夫前理事長の長年にわたる放送批評活動の功績を記念して創設されました。番組制作にとどまらず、放送局やプロダクションの経営、業界の新たな仕組み作り、放送メディアや視聴者・リスナーに関する研究・調査、批評活動など幅広い業績を対象にしています。広く放送文化、放送事業の発展に顕著な貢献をした個人を顕彰することが目的です。当会の正会員から推薦候補者を募り、理事会で選任された5名の委員で構成する選考委員会が、推薦された候補者リストをもとに、最もふさわしい受賞者を決定します。3回目となる今回は、選考委員会で慎重、かつ多角的な討議を重ねた結果、植村伴次郎氏を全会一致で選出しました。
- 授賞理由
- 現在、株式会社東北新社最高顧問を務める植村伴次郎氏は、1961年に東北新社を設立。外国テレビ映画の日本語吹替業を皮切りに、海外からの番組購入、CM制作、映画制作、番組制作と広く映像制作事業に関わり、日本の映像業界の発展に寄与してきました。また、ケーブルテレビの自主放送チャンネルが拡大し、多チャンネル化が進む過程で、ケーブルテレビに向けた番組供給業の確立に尽力するとともに、CS放送の登場にあたっては委託放送事業にも参画。日本における専門多チャンネル放送の発展に多大な貢献をされました。その間、日本音声製作者連盟・会長、衛星放送協会・会長などを務められ、業界全体の発展にリーダーシップを発揮されました。植村氏の業績は、地上テレビ放送が中心的な担い手となって牽引した日本のテレビ文化を下支えしつつも、地上テレビ放送とは異なるチャンネルごとの特色をより一層際立たせた専門型放送サービスの成長の道をも切り開いてきたことに他ならず、トータルとして、日本のテレビ文化、映像文化の多様性を推進した功績は多大です。 日本の放送事業、映像事業における長年にわたる多方面での植村伴次郎氏の活動は、「志賀信夫賞」にふさわしいと考え、ここに顕彰いたします。
- 部門
-
その他
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