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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 特別賞
- 受賞作品
-
くらしき百景 最終集
- 授賞理由
- 市民が選ぶ地元名風物100選シリーズの総集編。市民が案内役となって情報交流する楽しさと活気に満ちあふれています。生活者の目線が生きているうえ、地元新聞、コミュニティFMとの連携も際立って、地域の再発見と活性化に役立っています。地域においてメディアはどのように市民や暮らしに役立つべきかの解答が、まさにここにあります。生活情報番組のお手本として推奨に値し、長期にわたる制作スタッフの熱意と地道な努力を称えます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
倉敷ケーブルテレビ
- 放送日
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2008.1.1
- 時間
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16:00~(120分)
- 作品内容
-
倉敷市内の残したい風景を市民から推薦してもらい、多くの人が倉敷の魅力やよさを再発見、再認識できるよう企画された「くらしき百景」。紹介する風景には推薦者本人が主役となって登場し、観光ポスター・ガイドとは違う市民目線での風景の魅力を伝える。また、地元メディア(倉敷ケーブルテレビ、山陽新聞倉敷支社、FMくらしき、玉島テレビ放送)が連携し、それぞれの媒体を活かして2006年1月から毎週1か所を紹介し続け地域メディアミックスも実践。提出した番組は、毎週シリーズで紹介した風景を定期的にまとめて特番化した第20集目(最終集)にあたり、風景を紹介するだけでなく「くらしき百景」が残した意義を推薦者と共に再確認できる番組構成を図った。最終集は「くらしき百景」に登場した推薦者50人と、この企画を共同で表現した新聞・ラジオの代表者をスタジオに招いて進行。足掛け2年となったこの企画を全員で振り返り、日常生活の中で「なんとなく見ていた」風景の魅力再認識や市民参加型を図ったことで生まれた絆や地域づくりのきっかけ例も紹介する。紹介した残りの98景から100景は「倉敷の伝統産業、花茣蓙(ござ)が生み出す風景」「一体の地蔵に寄せる地域信仰の風景」「瀬戸内らしい生活感が強く残る下津井」と、この企画らしさも出た。
- 出演・スタッフ
-
【出演】上別府千晶、高見幸義、小野須磨子【制作統括・撮影・ナレーション】清水幸太郎 【フロアーディレクター】小松原透、藤原崇【撮影】山田寛、黒瀬輝男【音声】伊藤亨【スタジオ照明】福島孝治、南原隆志【VTR・テロップ】畠瀬由和【スイッチャー】福島英太郎【制作補】中山裕介、松本雅史、落田俊介
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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母は闘う~薬害肝炎訴訟原告 山口美智子の20年
- 授賞理由
- 訴訟のリーダー山口美智子さんの行動を見つめ、薬害肝炎の広がり、患者の不安、薬事行政の実態を的確に描きます。母としての日常、次男との会話からも、山口さんがなぜ薬害闘争の粘り強い指導者になり得たかを解き明かし秀逸です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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RKB毎日放送
- 放送日
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2008.3.28
- 時間
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9:55~(55分)
- 作品内容
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2008年1月、薬害肝炎救済法の成立によって、原告全員の救済が実現した薬害C型肝炎訴訟。全国原告団の代表・山口美智子さん(51)の5年間にわたる闘いを通して薬害被害の実態を明らかにしながら、ひとりの母が国を動かすまでを描く。福岡市に住む山口さんは1987年、次男を出産する際に投与された血液製剤フィブリノゲンによって、C型肝炎に感染した。「自分を産んで母が病気になった」と責任を感じている息子。感染は輸血のせいだとあきらめていた山口さんだが、2002年に薬害肝炎訴訟のニュースで、フィブリノゲンによる感染の可能性があることを知り、全国で最初に実名を公表して薬害肝炎訴訟の原告となる。フィブリノゲンが原因で感染した人は1万人ともいわれる。「国に責任を認めさせて薬害をなくしたい」。全員の救済を求めて一途に訴える山口さんたち原告団は、徐々に国を動かし始める。
- 出演・スタッフ
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【ナレーター】生野文治【プロデューサー】貞刈昭仁【構成】松石泉【ディレクター】大村由紀子【撮影】森永浩司、山本徹【編集】川路幹夫【選曲・MA】和田功
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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シリーズ激動の昭和「3月10日東京大空襲 語られなかった33枚の真実」
- 授賞理由
- 関東大震災と東京大空襲の被害が大きかった地域の不思議な一致は、偶然ではなかったという事実。埋もれてきた悲劇を丁寧にドラマで描き、市井の人びとの悲惨な体験と歴史を後世に伝えようとする姿勢は高く評価されます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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TBSテレビ
- 放送日
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2008.3.10
- 時間
-
21:00~(129分)
- 作品内容
-
1945年3月10日未明、一晩で10万人もの死者を出した東京大空襲。しかしながら広島、長崎、沖縄などに比べて、報じられる機会は少ない。空襲の様子を地上から撮影した唯一の男、石川光陽を主人公としたドラマを軸に、アメリカ取材や東京大空襲の被害者の証言などのドキュメンタリー部分とあわせて、東京大空襲の知られざる真実に迫る。東京大空襲直後、その惨状を現代に残した地上からの写真は、33枚しかない。一般市民はもちろん、報道機関も“防諜”を理由に撮影を厳禁される中、警視庁警務課写真係だった石川光陽(仲村トオル)は、坂警視総監(竜雷太)から「記録を後世に残せ」と特命を受けていた。自らシボレーを運転し、ライカで空襲現場を走り回る石川。特命を知らない憲兵とは幾度となく乱闘になった。炭化した母子などの遺体に涙を流しながら撮影していった。石川は戦後、ネガの提出を迫る進駐軍に対し断固として拒否を続けた。命をかけて守ったネガは缶に入れ庭に埋めたのだった。ドキュメンタリー部分では、東京大空襲を経験した人たちの証言とともに、アメリカがなぜこの攻撃に踏み切ったのかを究明するため、当時の資料とB29パイロットなどの証言で事実に迫る。
- 出演・スタッフ
-
【出演】仲村トオル、原田泰造、酒井美紀、益岡徹、竜雷太ほか【ナビゲーター】筑紫哲也【ナレーション】戸田恵子【総合プロデューサー】島田喜広【プロデューサー】堤慶太、遠藤正人、高畠初彦【ドラマ演出・プロデュース】三城真一【企画・チーフディレクター】真木明【構成】浜田悠、松林美妃【総合演出】貞包史明【ディレクター】米澤直美、白石友理枝、木村綾子、曽根英介《ドラマパート》【脚本】渡邊睦月【撮影】星竜太【音声】内山浩【技術】原田幸治【編集】森本大輔【映像】塚田郁夫【CA】砂田大樹【照明】佐藤友泰【MA】武藤康一【デジタル合成】田中浩征、大島忍、小垣貴裕、佐々木良太、川上ダイゴ、赤垣剛志【CG】星川順一郎、丹羽学、木村健二、島田美菜子【音響効果】田久保貴昭【美術プロデューサー】芝田正【美術制作】やすもとたかのぶ【デザイン】岡嶋宏明【装置】秋山雷太、桑原敏行【装飾】奈良崎雅則、酒井善弘【衣装】十河誠【化粧】石田伸【持道具】矢倉秀隆【建具】樋口一夫【植木】金子利治【特殊造型】松井祐一、三好史祥、佐伯佳世【電飾】三沢靖明《ドキュメンタリーパート》【カメラ】西嶋敬一、服部康俊【編集】小林正人、伊藤佳史【VE】佐多正憲、浅沼匡、小澤拓史、竹内勇喜、増田正史【EED】渋谷泰貴、鈴木教文、鈴木大助、安藤千博【選曲】宮川亮【MA】石塚亮、宝月健【CG】鶴田隆司、横木慶輔【衣装】鈴木由美子【米国取材コーディネーター】池原真理子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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ハイビジョン特集「小田実 遺す言葉」
- 授賞理由
- 規格外れの行動的言論人・小田実の終末治療から死までを見詰めた特異で厳粛な記録です。足跡と業績の記録映像と病床での渾身の思想吐露とが、気迫と憂国の作家の真髄を生々しく伝え、遺す言葉の重みを実感させます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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テレビマンユニオン,NHKエンタープライズ
- 放送日
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2008.1.7
- 時間
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16:30~(90分)
- 作品内容
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2007年7月30日、作家・小田実が胃がんのため75歳で亡くなった。余命数か月を宣告された小田は都内の病院に入院する際、200人の友人たちにがんであることを伝え、別れの手紙を送った。「もうデモに参加したり、集会でしゃべったりしてみなさんに会うことはないが、最期まで執筆は続けたい。みなさん、生きているかぎりお元気で」。小田は1961(昭和36)年、29歳で刊行した旅行記「何でも見てやろう」で、戦後のオピニオン・リーダーとして脚光を浴び、それ以降も小説、評論、紀行文、エッセイ、翻訳と多くの作品を精力的に書き上げてきた。激動の戦後日本を、常に最前線で体を張りながら語り続けてきた小田実。今、彼は何を日本人に遺そうとしていたのか。闘病中の病院で執筆する姿を追うとともに、「ベトナムに平和を!市民連合」(べ平連)の活動や、阪神・淡路大震災の被災者支援のための市民・議員立法に奔走する様子などを過去の映像からたどり、これまでの行動と言説の意味を改めて浮かび上がらせる。「最期の言葉」の一つひとつに肉迫し、彼のラストメッセージを伝える。
- 出演・スタッフ
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【朗読】李麗仙【制作統括】中山茂夫、行成卓巳【プロデューサー】坂元良江【ディレクター】大原れいこ【編集】弓削とよ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
どーんと鹿児島「やねだん~人口300人、ボーナスが出る集落」
- 授賞理由
- 過疎高齢化に苦しんできた鹿児島県柳谷集落が、愉快な発想と、したたかなビジネス感覚で生まれ変わりました。存分な取材と巧みな構成で、地域の問題をまんべんなく扱いながら明るいタッチで人びとの暮らしを描いた佳作です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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南日本放送
- 放送日
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2007.11.22
- 時間
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19:00~(54分)
- 作品内容
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鹿児島県鹿屋(かのや)市の柳谷(やなぎだに)集落は人ロ300人、65歳以上が4割の典型的な過疎高齢化集落で、10年前まではどこにでもあるようなさびれゆく集落だった。が、ひとりのリーダーを中心に集落の人々が立ち上がった。逆境を逆手にとる愉快な発想、したたかなビジネス感覚、人の和の底力など、労力や経験を総動員して自主財源を増やし、福祉や教育も自らで充実させて、全世帯にボーナスが配れるほどになる。集落の鹿児島弁の愛称「やねだん」は全国に知られるようになる。限界集落、格差社会が案じられる今、逆境をはねのけ続ける「やねだん」。行政に頼らず、手づくりのアイデアで地域を活性化させた、笑いと感動の10年を追う。
- 出演・スタッフ
-
【ナレーター・ディレクター】山縣由美子【取材】政元泰江、飯伏尚生、朝立明子【プロデューサー】有山貴史【撮影】福留正倫【美術】坂口博【カメラアシスタント】安田一敬、宮原拓也、寺田早江、奥田健司
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「学徒兵~許されざる帰還」
- 授賞理由
- 美しい死として語られ続けてきた特攻隊。だが実際には、整備不良機を与えられ、体当たり前に帰還して隔離収容された隊員も数多くいました。国家により隠された事実を描き、戦争の愚かさを淡々と伝えた胸に迫る番組です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
NHKエンタープライズ
- 放送日
-
2007.10.21
- 時間
-
22:00~(50分)
- 作品内容
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昭和18(1943)年10月21日、雨の神宮外苑。2万5000人の学徒による出陣学徒壮行会が挙行された。学業を断念した多くの若者たちが太平洋戦争の激戦地へと送られていった。その中で、飛行兵を志願した者の多くが、爆弾を積んだ飛行機もろとも敵に突撃する“特攻兵”となった。翌年、戦局が悪化するなかで万策尽きた海軍が、特攻作戦をレイテ沖海戦で敢行した。海軍に続き陸軍も特攻隊を編成。多くの学徒兵が投入された。パイロットとしての訓練はわずか1年。さらに陸軍は主な兵器を本土防衛に回したため、特攻隊の装備は旧式だった。最後の戦闘となった沖縄戦。陸軍特攻隊は、慣れぬ海上で成算なき攻撃を繰り返し、300人を超える学徒兵が海に散った。司令官が残した日記と、元特攻兵の証言を軸に陸軍特別攻撃隊の真実を追う。
- 出演・スタッフ
-
【語り】和田源二【制作統括】塩田純、行成卓巳【ディレクター】渡辺考、羽田まどか【リサーチャー】岩本善政【撮影】中野英世、和田圭太【音声】吉川学、渡辺高志【映像技術】杉澤賢太郎【音響効果】福井純子【編集】杉岡文人
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「パール判事は何を問いかけたのか~東京裁判 知られざる攻防」
- 授賞理由
- 「東京裁判」の判事に焦点を合わせ、各国判事の選出過程と信条を問い、裁判審議の舞台裏での攻防を描いて、その中からパール判事の少数意見の全容をとらえます。新鮮な視座で発掘した一次資料を駆使した分析が冴えます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
2007.8.14
- 時間
-
22:00~(50分)
- 作品内容
-
第2次世界大戦後、勝戦国である連合軍によって日本の戦争指導者、いわゆる「A級戦犯」と指定された25名を裁いた極東国際軍事裁判(東京裁判)。そのなかで、インドのパール判事とほかの連合国の判事たちとの間で、日本をどう裁くかをめぐって、2年半にわたる知られざる攻防があった。イギリスの植民地に育ちガンジーの思想に共鳴するパール判事はゆるぎない法理論で、被告全員無罪を主張する。若いレーリンク判事はパールに共感しながらも、思索を深め、戦争防止のために独自の判決を編み出す。パトリック判事は大国イギリスの威信をかけて多数派意見をまとめにかかるが、すんなり行かず、悪戦苦闘する。国家の威信、裁判官としての信念をかけた判事たちによる激しい駆け引き。東京裁判の埋もれていた史実を明らかにし、この裁判の意味を改めて問いかける。
- 出演・スタッフ
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【語り】山根基世【声の出演】菅生隆之、原康義、今井朋彦ほか【制作統括】岩堀政則【ディレクター】高木徹【撮影】佐々倉大【音声】鈴木章浩【編集】金田一成【照明】杉本親是【映像技術】松島史明【映像デザイン】小川有紀【CG制作】高崎太介【音響効果】小野さおり【コーディネーター】ヒルト・ファンブレーメン【リサーチャー】山本クロディーヌ真理子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
被爆者 空白の十年
- 授賞理由
- 昭和20年代に被爆した人びとが置き去りにされた事実を、被爆者自身の地道な取材で掘り起こします。国やGHQが総力をあげて調査した原爆症の被害結果が治療に生かされなかった国家犯罪を、静かに告発する労作です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
2007.8.6
- 時間
-
19:32~(69分)
- 作品内容
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「空白の10年」――広島の被爆者がそう呼ぶ時期がある。原爆投下後の昭和20年代のことだ。原爆症に怯える中、医療・生活援護は乏しく、支援組織もなかった。また、情報も得られず「被爆者の寿命は短い」「被爆者と結婚するな」といった差別や偏見に苦しめられた。原爆の残酷さは、一瞬のことに終わらず、生き残った人々にその後も“生き地獄”の苦しみを与えたことにある。しかし、この10年についてはほとんど記録が残されていない。その実相を明らかにしたいと、被爆者自身がアンケート調査を開始した。調査を行っているのは、広島県原爆被害者団体協議会。理事長の坪井直さん自身、かつて、亡き妻の親族の被爆者への偏見から結婚を猛反対され自殺も考えるなどに苦しみ続けた。このアンケートをきっかけに、さまざまな実態が浮き彫りになる。また近年発見されたGHQの資料などから、国やGHQは原爆投下直後から医学者を動員して、人体への影響調査を大掛かりに行い、その結果、放射線が引き起こす病気の仕組みや治療の手がかりもわかっていたことも明らかになった。しかし調査結果の多くは、アメリカで極秘資料とされ、現場の医師に積極的には知らされず、治療に活かされなかった。この空白10年、被爆者は何に苦しめられたのか。その背景に何があるのか。これまで語ることのなかった被爆者の証言と埋もれていた資料を通し、原爆の悲劇の真相をみつめる。
- 出演・スタッフ
-
【語り】芳野潔【制作統括】湯澤克彦、藤田正秀【取材】渡部圭司【ディレクター】松丸慶太、等健太郎【撮影】持田立【音声】福田三哉、岡本政男【編集】松岡文人【照明】石橋光広【音響効果】田村崇典【リサーチャー】Eriko Rowe
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
ハイビジョン特集「証言記録 マニラ市街戦〜死者12万人 焦土への一ヶ月」
- 授賞理由
- これほどの惨劇が、なぜこれまでもっと取り上げられなかったのか……。言葉を失うほどの内容に驚かされます。丹念に事実を探り、日本・マニラ・アメリカと、関係三者の証言をきちんとまとめている点も高く評価します。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
NHKエンタープライズ,バサラ
- 放送日
-
2007.8.5
- 時間
-
19:00~(109分)
- 作品内容
-
1945年2月、フィリピン奪還をめざすアメリカ軍と、首都マニラ死守を掲げる日本軍との間で、市民が生活するマニラの街を舞台に戦闘が始まった。銃撃戦から始まった戦闘はやがてアメリカ軍の砲撃に発展、さらには、日本軍による抗日ゲリラ掃討作戦も加わって、大勢のマニラ市民が犠牲となっていく。最後の大きな戦場となったイントラムロスは、まさに凄惨な状況となった。このマニラ市街戦によって、マニラ市民は日米両軍の死者をはるかに上回るおよそ10万人が犠牲となった。当初、日本軍はマニラからの撤退を模索していた。しかし、結局一部の兵士を市内に残し、米軍を待ち受ける選択をする。一方、アメリカ軍は、自軍の被害を抑えるために砲撃に踏み切り、犠牲を拡大した。その過程で多くの残虐行為もあったとされている。元日本軍兵士、アメリカ軍兵士、それにフィリピン人ら38人の証言と、多くの資料を積み重ねて、マニラ市街戦の実態を徹底的にえぐりだしていく。
- 出演・スタッフ
-
【語り】中條誠子【制作統括】大野了、北川恵【プロデューサー】池田敏郎【取材】田村綾、神代学【ディレクター】金本麻理子【撮影】須田眞一郎【音声】川井力【映像技術】田口正樹、穂積進、熊倉翔太郎【音響効果】河原久美子【編集】西條文彦【コーディネーター】篠沢ハーミ、柳原緑
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2007.4~2008.3(平成19年度) 第45回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
音楽届けて 笑顔届けて
- 授賞理由
- 自らの老いと向き合いながら、福祉施設をまわる音楽ボランティア。時間の重さと生き甲斐の大切さを感じさせる作品に仕上げました。音楽で笑顔を取り戻す老人たちを通して、社会をきちんと見据えています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
山口放送
- 放送日
-
2007.5.29
- 時間
-
16:00~(50分)
- 作品内容
-
山ロ県周南市の中村照昭さん(75)は、地元の福祉施設や病院で人気の音楽ボランティア。アコーディオンやハーモニカ、ギターなどさまざまな楽器を操り、明治・大正・昭和の懐メロ、童謡、およそ2000曲を自由自在に奏でる。リクエストに応えるのもお手の物。会場には、お年寄りの歌声と笑顔があふれる。中村さんは「朝食べたものは忘れても、小さいころに覚えた歌は思い出せる。不思議ですね」という。歌の持つ力、そして、人それぞれの思い出が歌に刻まれていることを信じ、その思いが活動の支えでもある。ボランティアに奔走して10年目。老いと向き合って歌を届け続ける中村さんの日々を追う。
- 出演・スタッフ
-
【ナレーター】山本博子【プロデューサー】竹村昌浩【ディレクター】田村康夫【撮影】山本宏幸、山本透、金本伸一【音声】足立邦昭、兼弘文生、都濃政也、糸賀孝雄、綿野光士【音効】渡辺真衣
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