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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
BORDER
- 授賞理由
- 死者と対話できる刑事という設定は何ともユニークで、猟奇的な事件や子どもの殺人事件があるエピソードも実によく練り上げられている刑事ドラマです。しかも、事件が解決してもカタルシスが感じられない空気感は味わい深く、余韻が長く続く独自の世界観を持っています。主演の小栗旬は刑事が抱える静かな怒りを抑えた演技で表現し、新しい刑事像を作り上げています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
テレビ朝日
- 放送日
-
2014.4.10~6.5
- 作品内容
-
死者と対話できる刑事という設定はユニークで、猟奇的事件や子どもの殺人といった今日的なエピソードも取り入れ、実に良く練り上げられている新しいタイプの刑事ドラマ。余韻が長く続く独自の世界観が何とも魅力的。
- 出演・スタッフ
-
原案・脚本:金城一紀 音楽:川井憲次 監督:橋本 一、波多野貴文 ゼネラルプロデューサー:松本基弘 プロデューサー:山田兼司、太田雅晴 出演:小栗 旬、青木崇高、波瑠、遠藤憲一
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
ひきこもりのシェアハウス
- 授賞理由
- 外から隔絶し内に閉じこもってしまうひきこもり。その若者たちが共同生活を通して次第に変化を見せていく。地方局の強みと言える長期取材で、それぞれの親子の関わりなどの微妙な背景、そして厳格さや強制ではなく本人たちの自発的な「気づき」で自らを変えていく様子を促えています。ほどよい距離感を保って、急がず、決着するまで見届けた丁寧な取材が光ります。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
テレビ金沢
- 放送日
-
2014.5.24
- 作品内容
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ひきこもりの若者たちが共同生活を通じて、自発的な「気づき」で次第に変わっていく様子を見事に記録した。ほどよい距離感を保った取材。地方局の強みを生かして時間をかけてじっくり見届けようとする姿勢が光った。
- 出演・スタッフ
-
プロデューサー:金本進一 ディレクター:佐藤優子 撮影・編集:白澤友朗 音効:半澤知宏 ミキサー:山口 誠 ナレーター:チョー
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
BS1スペシャル「天才 ボビー・フィッシャーの闘い~チェス盤上の米ソ冷戦~」
- 授賞理由
- 米ソ冷戦の狭間で数奇な運命を辿ったチェスの世界チャンピオン。番組は彼に関わった関係者の証言を世界各地に追い求めます。彼の出生に絡む謎、チェスの才能への強烈な自負心、冷酷な国際政治の谷間で栄冠を勝ち取ると同時に不器用な発言で亡命に追い込まれる孤独な人生を鮮やかに描き出します。卓越した構成と編集は番組を見事なエンタテインメントに仕上げました。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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日本放送協会
- 放送日
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2014.5.18
- 作品内容
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このチェスの天才は、出自や得意な性格も相まって米ソ冷戦の政治の世界に巻き込まれ亡命を繰り返す数奇な人生を歩む。それを映像や録音、関係者の証言で辿り、まるで推理小説のような世界を紡ぎ出し、堪能させる。
- 出演・スタッフ
-
語り:佐野史郎 撮影:須田眞一郎 編集:吉岡雅春 音響効果:河原久美子 ディレクター:金本麻理子 制作統括:井手真也、日置一太
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NCT開局25周年記念番組「震災10年以降の長岡のまちづくり~人口減少・高齢化時代を乗り切る~」
- 授賞理由
- 赤字の公共交通を使いやすくすることが住民を街に引っ張り出し、地域を活性化する第一歩だといいます。富山市長に地域おこしの理念とアイデアを、官僚出身の副市長に具体的実務を聞きだすのは、隣の県のケーブルTVの社長です。陰の部分も取材すべきですが、インタビュー内容が的確で具体的でわかりやすく、人口減少時代の地域社会に刺激と活力を注ぐ好シリーズです。
- 部門
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テレビ
- 放送局
-
エヌ・シィ・ティ
- 放送日
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2014.4.19
- 作品内容
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公共交通を上手に活用することで都市再生に成功した富山市。その実践的知恵を長岡のCATVがこと細かく取材する。人口減少・地域衰退の危機を抱える地域、そこでのメディアの役割が伝わる。
- 出演・スタッフ
-
プロデューサー・出演:澤田正彦 アシスタントプロデューサー:奥倉正博 ディレクター・編集:吉澤義明 撮影:清水幸太郎、中村 卓 ナレーター:小林寿子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
サンデーモーニング新春スペシャル「群衆と終戦70年」
- 授賞理由
- 戦後70年の節目に最近までの現代史を振り返り、私たちの立ち位置を見つめる斬新な企画でした。フランスの心理学者ル・ボンの「群衆は反復・断言に弱い」などの概念からナチスドイツでの群衆の動きを解説。独自取材を加えて現代日本にも共通する危うさを示唆したのは秀逸でした。群衆が同調圧力や服従に弱いことも実験で検証。ネオナチ、ヘイトスピーチ、“イスラム国”などの「反知性主義」が日本や世界各地に広がるなか、「知性」に訴えるテレビ放送の大切さを示しました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
TBSテレビ
- 放送日
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2015.1.4
- 作品内容
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群衆がいかに時代を変えるのか。ヒトラー、イスラム国、中東革命、排外主義などを実例に群衆心理を振り返る。戦後70年で「反知性主義」が蔓延する現代だが、テレビが「知性」で過去と向き合う姿勢が斬新。
- 出演・スタッフ
-
構成:平松邦宏 ディレクター:吉田 敦、久川洋子、塩飽達也、北村 亨 チーフディレクター:金富 隆、牧野ルミ 番組プロデューサー:廣井紀年 制作プロデューサー:西野哲史
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「ドキュメント“武器輸出”防衛装備移転の現場から」
- 授賞理由
- 日本政府が「武器輸出」を「防衛装備移転」に言い換えた方針転換後、初めて開催された世界最大の武器見本市。そこで防衛省と企業が一体となって軍事技術を世界に売り込み始めた実態を捉えた秀逸な現場報告です。カメラが映し出す担当者たちの昂揚感に、防衛と経済を理由に軍事力を生業にしようとするこの国の姿を私たちは目の当たりにします。戦後、武器輸出禁止原則が外交の重要局面で歯止めとなってきた歴史も改めて掘り起こされ、先行きに重い警鐘を鳴らしました。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
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2014.10.5
- 作品内容
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初めて開催された世界最大の武器見本市。そこで防衛省と企業が一体となって軍事技術を世界に売り込み始めた実態を映像で捉えた秀逸な現場報告。
- 出演・スタッフ
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撮影:井上秀夫 音声照明:冨田弘之、アレックス遠藤 リサーチャー:富永正明 映像技術:松本浩治 音声:前川秀行 CG制作:高崎太介 音響効果:小野さおり 編集:増淵俊満 取材:仲井 道、喜多祐介 ディレクター:西脇順一郎、五十嵐哲郎 制作統括:笠間 毅、板垣淑子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
BS1スペシャル「遠い祖国 ブラジル日系人抗争の真実」
- 授賞理由
- あまり知られていないブラジル日系人たちの抗争の歴史を描いた衝撃のドキュメンタリーです。日本が敗戦したという報道は虚偽だとする「戦勝派」と、敗戦を受け入れる「認識派」に起きた、暗殺事件にまで発展する激しい対立。夢を抱いてブラジルへ渡った日本人移民たちの間に起きた痛ましい事件の数々が、双方の当事者の証言や残された史料から生々しく綴られていきます。戦後70年近く経っても「未だに遺恨が残る」という言葉はずっしりと重く、悲しみの深さを象徴しています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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テムジン NHKエンタープライズ
- 放送日
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2014.8.15、16
- 作品内容
-
終戦直後にブラジル日系人の間に起きた抗争を、双方の当事者の証言や残された史料から生々しく綴った衝撃のドキュメンタリー。特に「未だに遺恨が残る」という言葉はずっしりと重く、悲しみの深さを象徴。
- 出演・スタッフ
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制作統括:太田宏一、矢島良彰、伊藤 純 語り:髙橋美鈴 ディレクター:内山直樹 撮影:鈴木正実 音声:土方裕雄 編集:佐藤康雄
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
-
QABドキュメンタリー 扉2014「裂かれる海~辺野古 動き出した基地建設~」
- 授賞理由
- 断片的な全国ニュースでは伝えられない辺野古の海での基地建設の現状を「沖縄の視点」でしっかりと描きました。第二次世界大戦中に唯一地上戦を経験した沖縄の人々にとって戦争の傷は今も生々しく、地元の合意を得ないままの基地建設は暴力的かつ強圧的に映っています。この作品はキー局がけっして映さない「日本国が持つ顔」を映し出しました。 象徴的な場面は、沖縄の首長や議員たちが沖縄の声を伝えるために首相官邸に行った際の銀座デモ。東京の右翼団体が「非国民!」「帰れ!」などの心ない言葉を投げつけました。辺野古の海ではゴムボートで抵抗する男性を海上保安庁の若い隊員が挑発する様子も撮影されていました。海に入って抗議する沖縄の人々や小さなゴムボートの向こう側に、海上保安庁の大きな船群が待ち構え、その構図は強力な「国策」の前にはまるで無力といえる沖縄の人々を象徴するようでした。東京目線では見えない構図を示そうとする地元目線。徹底してそこにこだわる取材姿勢は閉塞したテレビジャーナリズムにとって一筋の光といえます。住民サイドに身を置いてこの時代の象徴的な場面を次々に促えた数々の映像は歴史に残すべき貴重な記録にもなっています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
琉球朝日放送
- 放送日
-
2014.12.29
- 作品内容
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辺野古で進む米軍基地の建設。10年前には船団を作って阻止した漁師も大半が防衛局に雇われ、反対住民は海保や警察による実力行使でごぼう抜きにされる。定点観測取材で、分断される沖縄の怒りと哀しみを記録。
- 出演・スタッフ
-
ディレクター:棚原大悟、島袋夏子 撮影:報道制作部スタッフ 編集:新垣康之 ナレーター:中川 栞 プロデューサー:謝花 尚
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- マイベストTV賞第9回グランプリ
- 受賞作品
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金曜ナイトドラマ「死神くん」
- 授賞理由
- 「生きることの意味を考えさせられた」「見終えた後に温かい気持ちにさせてくれた」「監督ごとに印象の変わるドラマで不思議な世界観があった」といった視聴者の賞賛の声が数多く寄せられました。ルール違反も辞さない人間味を持ち、生きることの尊さを訴える新米の死神の活躍を、コミカルに、そして感動的に描いた異色のヒューマンドラマで、主演の大野智をはじめとする俳優陣の快演も光り、陰影のある映像とともにファンタジックな世界を構築しています。続編やスペシャル版も期待されています。
- 部門
-
その他
- 放送局
-
テレビ朝日
- 放送日
-
2014.4.18~6.20
- 出演・スタッフ
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原作:えんどコイチ『死神くん』(集英社文庫<コミック版>) 脚本:橋本裕志 音楽:井筒昭雄 監督:中田秀夫、常廣丈太、筧 昌也、本橋圭太 ゼネラルプロデューサー:内山聖子 プロデューサー:飯田 爽、西河喜美子、下山 潤 出演:大野 智、桐谷美玲、菅田将暉、松重 豊
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2014.4~2015.3(平成26年度) 第52回
- 賞名
- 志賀信夫賞
- 受賞作品
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松尾羊一
- 授賞理由
- 松尾羊一さんは江戸っ子、京橋区入船町のお生まれ──ご本人の述懐によれば「下町の路地裏にやってくる紙芝居をこよなく愛した少年だった」とのことですが、その面目はいまも躍如です。長じて文化放送に入社。デンスケ(携帯型録音機)かついで社会教養番組を担当。「ズリ山に育つ子ら」「ある捜索願い」(民間放送連盟優秀賞)、「この十年の記憶・60年~70年の日本」(同最優秀賞)、「ニューヨーク・ホットライン」(制作テレビマンユニオン/ギャラクシー賞選奨)などの輝かしい受賞歴もお持ちなのですが、才気余って、頭を掻き照れながら、こよなく愛するテレビ・ラジオの海に漕ぎ出し、よく書き、よく誉め、慈しみ育てる放送評論一筋に歩んでこられました。『てれび徒然草』(日本放送出版協会)、『ラジオ・グラフィティ』(住宅出版新社)、『テレビ遊歩道』(メトロポリタン出版)などの著書もたくさんありますが、傘寿を越えてなおご健筆。毎日新聞夕刊(木曜)連載の「長屋のご隠居 てれび指南帳」で、八っつぁん、熊さん、おそめ相手にご隠居が繰り広げる軽妙独自なテレビ文化論を愛読しておられる方も多いことでしょう。江戸文学に造詣深く、山東京伝もかくやと思われる諧謔、洒落はさらに冴えて、松尾羊一さんの「羊の歌」はこれからもテレビと共に、テレビとは何かを私たちに語り続けられることでしょう。
- 部門
-
その他
- 作品内容
-
<松尾羊一プロフィール>放送評論家。本名・吉村育夫。1930年東京都(旧京橋区入船町)生まれ。53年、早稲田大学第一文学部仏文化卒。文化放送入社。おもに社会教養番組のディレクターとして、「ズリ山に育つ子ら」「ある捜索願い」(民放連優秀賞)、「この十年の記憶」(同最優秀賞)など制作。「25時の討論会」および「ニューヨーク・ホットライン」でギャラクシー賞選奨を受賞。著書に『てれび徒然草』(日本放送出版協会)、『ラジオ・グラフィティ』(住宅出版新社)、『テレビは何をしてきたか~ブラウン管のなかの戦後風俗史』(中央経済社)など。毎日新聞にて「長屋のご隠居・てれび指南帳」を長期連載中。
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