企画

放懇セミナー<デジタル時代の視聴者像> 
第2回 デジタル新サービスの利用実態

主 催
NPO法人 放送批評懇談会
日 時
2006年11月29日(水曜日)
13:00~16:00
会 場
アルカディア市ヶ谷・私学会館
東京都千代田区九段北4-2-25 Tel.03-3261-9921

 

開催趣旨

 放送のデジタル化が進み、放送と通信の融合が現実のものとなってきた昨今、アナログ時代の視聴者像には、大きな変化が起きているのではないかと思われます。そこで当会では2005年から<デジタル時代の視聴者像>をテーマにして、専門家をお招きした公開の勉強会を開催しています。去年の第1回は「デジタル時代の視聴率と広告」についてお話を伺いましたが、今年は2回目として「デジタル新サービスの利用実態」というテーマで開催をしたいと思います。

2006年4月から始まった地上デジタルテレビのワンセグ放送の利用のされ方や、広く地上デジタルテレビの普及の現状と課題、そしてデジタルテレビで導入された電子番組表EPGの使われ方と録画との関係など最近の調査結果をうかがって、広い角度から考えてみたいと思います。

ご関心のある放送、通信、広告、メディア研究者、視聴者の方々のご参加をお待ちしています。

 

プログラム案
13:00-13:45
講演I
ワンセグ視聴の広がりと実態
NHK放送文化研究所 メディア研究部主任研究員
小林憲一
13:45-14:00
質疑
14:00-14:45
講演II
地上デジタル放送普及の現状と課題
NHK放送文化研究所 計画 総務部副部長
白石信子
14:45-15:00
質疑
15:00-15:45
講演III
EPG、DVRはテレビ視聴をどう変えたか?
インタラクティブ・プログラム・ガイド代表取締役社長
田路圭輔
15:45-16:00
質疑

 

講演趣旨
<講演I ワンセグ視聴の広がりと実態>

 2006年4月からスタートした地上デジタルテレビのワンセグ放送は、立ち上がりまずまずの普及の出足となり、放送地域も次第に広がってきています。利用者はこの新しい放送サービスをどう使っているのでしょうか。通信系の携帯向けサービスとの関係、今後のサービスへの期待など、初めて行われた利用実態調査の結果をお話いただきます。

<講演II 地上デジタル放送普及の実態と課題>

2003年12月から始まった地上デジタルテレビ放送は、2006年末までには全都道府県で放送が開始されます。しかし受信機の普及はまだまだ遅く、2011年7月に予定されるアナログテレビ終了という計画が達成できるかどうか予断を許しません。現在の普及の実像はどうなのか。今後の普及への課題は何か。最新の調査をもとに分析していただきます。

<講演III EPG、DVRはテレビ視聴をどう変えたか?>

デジタルテレビとともに始まった電子番組表EPGや、デジタルレコーダーDVRによる録画予約は、インターネットで双方向のやりとりに慣れ親しんだ若者たちに大いに利用されているといわれます。EPGとDVRを組み合わせた新しい形のテレビ視聴が定着してきているのかもしれません。EPGを開発、運営に当たるIPG代表の分析をうかがい、デジタルテレビのインパクトを考えます。