開催日
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2005年10月7日(金曜日)
13:30~16:30 |
会 場
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アルカディア市ヶ谷・私学会館
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主 催
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特定非営利活動法人放送批評懇談会
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開催趣旨
放送のデジタル化が進み、放送と通信の融合が現実のものとなってきた昨今、視聴者像にも大きな変化が起こっているのではないでしょうか。そこで当会では、<デジタル時代の視聴者像>をテーマに、専門家をお招きした公開勉強会「放懇セミナー」をシリーズで開催することにいたしました。
第1回「デジタル時代の視聴率と広告」の詳細が決定しましたので、ご案内いたします。デジタル時代の視聴率と広告について、講師、参加者交えて広い角度から考えようというものです。
この問題に関心のある放送、広告、メディア関係者および研究者、視聴者の皆さんの奮ってのご参加をお待ちしております。
出演者
尾関光司(ビデオリサーチ テレビ事業局メディア企画推進部部長)
真野英明(日本ラジオ広告推進機構代表)●司会
千田利史(インデックス取締役)
プログラム
13:30-14:20
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講演
デジタル時代の視聴率~アメリカの場合、日本の場合 |
ビデオリサーチ
尾関光司 |
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14:20-14:30
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質疑コーナー
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14:30-15:20
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講演
デジタル時代の広告~テレビ、ラジオ、インターネットの場合 |
日本ラジオ広告推進機構
真野英明 |
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15:20-15:30
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質疑コーナー
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15:30-16:30
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討論
デジタル時代の視聴率をどう考えるか? |
各講演の趣旨
<デジタル時代の視聴率~アメリカの場合、日本の場合>
デジタル時代になって、視聴者のテレビ視聴の仕方が多様化している。パーソナルテレビによる個人別の視聴が多くなり、固定受信機による視聴だけでなく、携帯電話などによる視聴が普及しつつあり、デジタル録画機による時差視聴、CM飛ばしも無視できなくなっている。
このような動向に対して、アメリカではピープルメーターに続き携帯ピープルメーターの導入に向けた試験も行われ、イギリスでは時差視聴を含めた視聴率も試行されている。
このような米英の最新動向を紹介するとともに、日本の場合にデジタル時代の多様な視聴をどのような視聴率の測り方で捉えていくのか、今後の構想を明らかにする。
<デジタル時代の広告~テレビ、ラジオ、インターネットの場合>
デジタル時代になって視聴者のテレビ、ラジオ視聴の仕方が変化している。固定受信機による視聴だけでなく、携帯端末による視聴も普及しつつあり、ブロードバンドの普及でインターネットを通じての視聴も増えてきた。
このような動向は、テレビ、ラジオの広告にも大きな影響を与え、テレビの広告を抑えてインターネットの広告を増やしたり、デジタル録画機による時差視聴やCM飛ばしなども無視できなくなっている。番組の中に製品を登場させるプロダクト・プレースメントの手法も増えつつあり、広告業界では双方向テレビなどを使って、広告の効果を上げようという動きもある。
このようなデジタル時代の広告の最新動向を紹介するとともに、日本の場合広告業界がデジタル時代の広告にどう取り組もうとしているのか展望を明らかにする。