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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第18回期間選奨1971.7~1971.9
- 受賞作品
-
長時間ドラマ「幻化」
- 授賞理由
- 平和という現代の日常感覚のなかに、この作品は、ドラマの主人公を軸にして、戦争という異常な事態を表現しました。単なる戦争犠牲者への追悼ではなく、その映像の作り方は、主人公の内面性を描くことに成功しています。日常、つまり平常なイメージのなかに、異常を再発見し、それが作品のテーマに結びつく演出技術が高く評価されました。戦後26年の時の流れは、戦争体験を、単なる追悼、追憶に忘却させる傾向があります。平常のなかに、歴史を動きあるものとしてとらえ、こうした原作をテレビ・ドラマ化した企画、企画意図を生かした演出は、平常なイメージのなかに、平常のみをしか見ないテレビ・ドラマに比較して、ドラマの名に値するものです。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
1971.8.7
- 時間
-
22:10~(90分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第17回期間選奨1971.4~1971.6
- 受賞作品
-
笠 智衆長時間ドラマ「海の見える家」(NHK)の演技
- 授賞理由
- 老練な俳優と雖も、最近のテレビドラマではいわゆる抽斗演技に終始することが多いなかで、「海の見える家」の笠智衆は、彼の敬慕する故小津安二郎監督の名作「東京物語」のテレビ化とはいえ、原作品において描かれた人間像をさらに深め、誠実に生きるひとりの老人のやさしさと悲しさを静寂の境地に演じきり、テレビ演技もこのような芸域にまで到達しうることを示しました。これは最近のテレビドラマそのものに対してもひとつの鋭い批判といえます。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第17回期間選奨1971.4~1971.6
- 受賞作品
-
大空真弓「花埋み」(NET)の演技
- 授賞理由
- 夫にうつされた業病がきっかけで、日本ではじめての女医の道を選んだ“荻野吟子”の起伏に富んだ生涯を、テレビには珍しい腰のすわった芸でこなしました。なによりも、気持ちよかったのはテレビ主演には慣れっこのはずなのに、一コマ一コマに全力投球していたことです。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第17回期間選奨1971.4~1971.6
- 受賞作品
-
クルマ社会への提言
- 授賞理由
- 1969年6月の「欠陥車問題」以降、自動車は安全、排気ガス、都市交通マヒなど、そのマイナス面のみを強調されています。しかしくるまが現代の社会・経済で果たしている重要な機能そのものがなくなったわけではなく、またある意味ではくるまは現代文明そのものの代名詞ともいえます。この番組はそのようなくるまの二面性をきわめて客観的・公正な立場から深く掘り下げ、産業・社会のかかわりについての鋭いルポルタージュとしてひとつの水準を確立するとともに、企業のPRメディアとしてのテレビに新しい可能性を開拓した点が注目されます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
東京12チャンネル
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
日経映画社
- 放送日
-
1971.5.9~8.1
- 時間
-
16:00~(30分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第17回期間選奨1971.4~1971.6
- 受賞作品
-
テレビ選挙戦「五党は約束します」
- 授賞理由
- テレビ選挙時代を迎えて、各党・各候補者の選挙放送とは別に、統一ある企画のもとに、五党がそれぞれ独自に制作した選挙用PRフィルムを並べて放映し、つづいて、それを中心にした五党の責任者の会談と説明で、各政党の性格を浮彫りにしました。これは一般選挙民にとって有効な選挙情報となりました。今後、この種の企画は公職選挙にとって非常に重要な役割を果たすことでしょう。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
東京放送
- 放送日
-
1971.6.19
- 時間
-
14:00~(116分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第17回期間選奨1971.4~1971.6
- 受賞作品
-
NNNドキュメント'71「寺田農日本国憲法をよむ」
- 授賞理由
- 朗読と映像の組み合わせというユニークな手法によって、日本国憲法の理想と現実との間に横たわる落差を鋭く浮き彫りにし、憲法記念日のもつ今日的な意味を問いかけた好企画。憲法条文の朗読という一見、素朴な語りかけの効果は、国民にとって憲法とは何かをあらためて考えさせるうえできわめて有効であり、それだけにフィルム構成とあいまって戦後26年の現実の中でできた空洞の大きさを際立たせました。憲法を日常感覚で番組化した点も高く評価します。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本テレビ放送網
- 放送日
-
1971.5.2,5.9
- 時間
-
23:45~(30分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 第17回期間選奨1971.4~1971.6
- 受賞作品
-
火の芸能「修二会と松緑」
- 授賞理由
- 奈良東大寺二月堂の“御水取”“修二会”の荒行を、踊りの世界に取り入れようとする尾上松緑。その松緑と“修二会”の僧たちのきびしい姿をテレビに捉えた試みは異色でした。俗事から隔絶された修二会僧たちの荒々しいまでの修業の模様は、迫力のあるドキュメントであり、松緑たちの踊りは一つの彩りとなって、水と火の法会が見事に描き出されています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
1971.5.2
- 時間
-
15:00~(40分)
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 放送批評家賞(ギャラクシー賞)
- 受賞作品
-
「11PM」月曜日の企画制作スタッフと大橋巨泉
- 授賞理由
- 夜のワイドショー番組が、深夜の故をもって娯楽一辺倒となるなかで、硬派番組ではなしえない角度から、問題の核心にふれ、同種番組にひとつの刺激を与えると共に、この種の番組の今後のあり方にひとつの方向を示している。民放番組はその性格上からも、政治、社会問題の本質に迫ることが難しい。「11PM・月曜日の企画」は「11PM」という番組の特性をみごとに使い、また司会者大橋巨泉の性格を生かし、困難な対象に向かって、途中の経過をとびこえてきりこみ、鋭い摘発を行っている。スタッフ一同と大橋巨泉の努力には賞讃すべきものがあり、特に月曜日のみをとりあげて推賞する所以である。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本テレビ放送網読売テレビ放送
- 放送日
-
1965.11.8~1990.3.30
- 時間
-
23:00~(60分)
- 出演・スタッフ
-
【司会】大橋巨泉、藤本義一【制作】後藤達彦ほか【演出】都築忠彦ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 放送批評家賞(ギャラクシー賞)
- 受賞作品
-
若い広場
- 授賞理由
- 複雑で変転常なき国際社会と、管理化されつつある国内の状況のなかで、真剣に生きようと願う若者たちが持つさまざまな問題をとりあげ、真摯な討論を通して、若者の立場からの問題の本質を深く追究しています。この種の若者向け番組は、ともすれば時流にのって、華やかなものになりがちであり、それらの蔭にあって黙々と生きる多数の存在が忘れられがちです。この番組はよくそれらの人々に応え、地味ではあるが、テレビのもつ隠れた役割を果たしています。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
1969.4.13~1982.4.4
- 時間
-
18:00~(60分)
- 作品内容
-
「公害とおれたち」「模索する青春とは」「中国とわたし」といったテーマを毎回設け、フィルム、スタジオ、中継など、そのテーマにマッチした方法を駆使して構成する青年向け番組。さまざまな考え方を持って生活している現代の青年たちの生活体験、意見を紹介し、同じ世代の若者たちに社会における自分の生き方について考えさせるとともに、若者同士がお互いに相手をより深く認識し、あわせて連帯感を培ってもらうことを狙いとした。
- 出演・スタッフ
-
【司会】鈴木公【構成】畑山博ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 1971.4~1972.3(昭和46年度) 第9回
- 賞名
- 放送批評家賞(ギャラクシー賞)
- 受賞作品
-
ママとあそぼう!ピンポンパン
- 授賞理由
- 帯番組の常として、ともすればルーティン・ワークに流れがちな幼児番組のなかにあって、常に新鮮さを保ち、幼児の生活感情をよくつかんだ構成は、注目に値します。幼児の日常生活をよく観察し、その要求に応え、生き生きとした彼らの行動を引き出すことに努め、同時に社会生活の一端にふれ始めた幼児の生活の規範を、歌や、踊りや、遊びを通じて、身につけて行く方法をたえず探っています。同時に、そうしたことを通じ、幼児をもつ母親たちに、観察と反省の機会を提供しています。適度なユーモアと、明るさと、行動性を生かしたこの番組の存在は、爽やかであり、スタッフの努力を認めます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
フジテレビジョン
- 制作会社・広告主・広告会社など
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フジプロダクション
- 放送日
-
1966.10.3~1982.3.26
- 時間
-
8:15~(40分)
- 作品内容
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幼児とお母さんをスタジオに招き、体操や歌で一緒に遊んでもらう、視聴者参加番組。「ピンポンパンたいそう」「えかきうた」「人形劇」などのコーナーで構成。
- 出演・スタッフ
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【出演】石毛恭子、坂本新兵、金森努、大竹宏【制作・演出】石黒正保、武田信敬ほか
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