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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
さんとす丸の17家族~忘れられたアマゾン移民
- 授賞理由
- 国家事業として行われたアマゾン移民のその後を地道に追ったブラジルでの取材を中心に、日本の戦後史の忘れられた部分に光を当てています。過った移民政策の責任をとらなかった行政のあり方を問う重要な番組です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
読売テレビ放送
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
カノックス
- 放送日
-
2002.5.26
- 時間
-
25:35~(90分)
- 作品内容
-
日本の戦後南米移民船の就航は、1952年から1973年までの21年間にわたる。この間、およそ5万人がブラジルに渡り、約6000人がアマゾンに移民した。この戦後ブラジル移民の先鞭をつけたのが、1952年、まだ敗戦の傷跡が残る神戸から出航した「さんとす丸」移民の17家族54人だった。しかし、事前の調査不足から、食べるものも事欠くありさまで、移住者の殆どは、人跡未踏の緑の地獄で苦闘を強いられたうえ、彼らの声は日本には届かなかった。「さんとす丸」に乗り込んだ人々の50年の足跡を徹底的に追い、風化しかけたもうひとつの日本戦後史に光をあて、外務省をはじめとする日本の移民行政(2008年にはすべての移住業務に幕が降りる)とは、どういうものであったかを検証する。
- 出演・スタッフ
-
【制作】中川禎昭、小野鉄二郎【演出】藤田純夫
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
名古屋テレビ開局40周年記念「SABU~さぶ~」
- 授賞理由
- 冤罪の恨みを乗り越えた栄二。栄二の帰りを待ち続けるさぶ、おのぶ。それぞれが懸命に生きる青春群像劇として、魅力的な作品でした。暗いトーンで描かれる人足寄場の映像描写、テンポのいい構成に引き込まれます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
名古屋テレビ放送
- 制作会社・広告主・広告会社など
-
電通
- 放送日
-
2002.5.14
- 時間
-
20:00~(108分)
- 作品内容
-
江戸下町の経師屋に住み込む同い年の職人、栄二(藤原竜也)とさぶ(妻夫木聡)は幼なじみ。得意先での仕事中にあらぬ盗みの疑いをかけられた栄二は、石川島の人足寄場に送られてしまう。居場所をつきとめたさぶが訪ねても、栄二は心を開かない…。男前で器用な栄二と愚鈍だが誠実なさぶの、純粋でひたむきな愛と行動。栄二におとずれる無実の罪という試練に立ち向かう中で、彼らの友情と精神を描く。
- 出演・スタッフ
-
【出演】藤原竜也、妻夫木聡、田畑智子、吹石一恵、沢田研二ほか【プロデューサー】原口淳、池上司【監督】三池崇史【原作】山本周五郎【脚本】竹山洋
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 個人賞
- 受賞作品
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鈴木京香月曜ドラマシリーズ「緋色の記憶」(NHK)の演技
- 授賞理由
- 2002年度は市川崑が自身の映画をリメイクした「黒い十人の女」や連続ドラマの「熱烈的中華飯店」などテレビでの活躍が目立ちましたが、特にトマス・H・クックの小説をドラマ化した「緋色の記憶」の演技が圧巻でした。大人の女性の色香を放ち、しかもどこか清々しさと神秘的なところを併せ持っている主人公を見事に演じ、彼女以外では表現できない素晴らしい存在感を示しました。今、もっとも輝いている女優です。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 特別賞
- 受賞作品
-
映像'02/'03
- 授賞理由
- 「映像'02/'03」は、1980年以来月1回放送を続けてきたドキュメンタリー枠です。制作者の世代交替にもかかわらず、ドキュメンタリーの制作技術が継承され、質の高い番組を作り続けています。報道ドキュメンタリーの側面では、事実の正確な検証のうえに、社会問題の鋭い追及があります。また人間ドキュメンタリーとしては、常に魅力的な人物を発掘しています。特に、大げさなナレーションや効果音を排した端正な表現に好感が持てます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
毎日放送
- 放送日
-
1980.4.11~
- 時間
-
24:30~(60分)
- 作品内容
-
地域に密着した視点から人間を見つめ、現代の問題点を追求するドキュメント。
- 出演・スタッフ
-
【制作】山本利樹【演出】里見繁、井本里士、坂井克行、津村健夫ほか
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
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水俣病 空白の病像
- 授賞理由
- 番組は、医学界内部の対立、行政・企業などの社会的圧力によって、日本の水俣病研究が分裂・断絶する経過を明らかにします。水俣病は人体のどのようなメカニズムで発症するのか。発生から数十年たっても、このような根本的問題が解決されていないことに驚かされます。初期から研究に携わっていた原田医師が、自らの診断の誤りを認めながら前進していく姿や、疫学調査で医学的根拠を追究する若い研究者に今後の救いがあります。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
熊本放送
- 放送日
-
2002.11.24
- 時間
-
25:30~(88分)
- 作品内容
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1996年の政治決着で表面上は終わった水俣病事件だが、その課題はあいまいなまま残されている。未曽有のメチル水銀中毒禍となった水俣病。しかし、発生から半世紀経った今でも、日本のメチル水銀中毒に関する研究は、世界に遅れをとっている。水俣病の研究に携わった原田正純医師らの証言をもとに、その理由を追っていくと、研究とは別の歯車に組み込まれていく医師たちの姿が浮かび上がる。
- 出演・スタッフ
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【ナレーター】福島絵美【脚本・構成・演出・制作】村上雅通
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
クマガイ草~小さな村の小さな奇跡の物語
- 授賞理由
- 人口300人足らず。西日本一小さな山村で、“幻の山草”といわれる「クマガイ草」を40年間、たったひとりで育て続ける近藤清さん(92)の姿を追いました。花作りへの優しさあふれる姿勢と、わずか2週間に全国から集う2000もの人々との温もりに満ちた交流は、時代に流され、立ち止まって考えることを忘れてしまった私たちに安らぎと希望を与えてくれます。自然賛歌・人間賛歌として出色のドキュメントといえます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
南海放送
- 放送日
-
2002.9.29
- 時間
-
25:55~(60分)
- 作品内容
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人口わずか270人の愛媛県別子山村。2003年5月には新居浜市と合併、800年の歴史を閉じる村が、年に1度だけにぎわう時がある。4月中旬からゴールデンウイークにかけて咲く小さな山草「クマガイ草」。それは、絶滅の危機にある貴重な花だ。40年、花を咲かせ続けているのは近藤清さん。村人が続々と村を去る中、山で生き続けてきた。92歳の老人は1杯の焼酎を楽しみ、畑を耕し、汗をぬぐい、花を育てる。何の無理も、背伸びもない日々。老人と花が織り成す物語は、“小さな奇跡”。営々と続く「いのちの営み」をつづる。
- 出演・スタッフ
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【語り】長江幸子【制作】大西康司【構成・演出】寺尾隆【撮影】武智和志、三本靖二、安庭慎也、窪田英治
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 優秀賞
- 受賞作品
-
通りすぎた17年~空港拡張の悲哀
- 授賞理由
- 空港反対運動への行政の圧力、やがて分裂し反目しあう住民たち。17年の葛藤が生々しく描かれています。県が年間数百万を投じた饗応・接待による住民の切り崩し。一方、反対運動を続ける人へは匿名の手紙による脅迫が。番組は、苛烈な出来事をそれでも淡々と描いていきます。そして、当事者たちの合意ではなく需要予測の甘さによって国の予算がおりず計画中止という結末に、地方ハコモノ行政の空虚さが一気に伝わってきます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
福井テレビジョン放送
- 放送日
-
2002.5.30
- 時間
-
25:45~(55分)
- 作品内容
-
福井空港拡張計画が発表されると、地元住民は一斉にこれに反発。県はあらゆる方法で同意取り付けを図る。これによって小さな村の住民の関係はずたずたに切り裂かれ、悲劇を生んだ。「空港を造れば地域は必ず豊かになる」。この神話を信じ、実現のために走り続けてきた県。しかし、それは本当なのか?そう言い切れない現実があった…。行政の思惑や背景などを検証することで、地方公共事業=軌道修正のきかないビッグプロジェクトのありかたを考える。
- 出演・スタッフ
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【ナレーター】中江真司【制作】木下義信【演出】林大文【構成】高橋修【編集】加藤英一【撮影】斎藤佳典【MA】中丸拓【音効】成岡知弘
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 大賞
- 受賞作品
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ETV2003「アウシュヴィッツ証言者はなぜ自殺したか」
- 授賞理由
- 執拗にホロコーストの悲惨を描いた映像は数多くありました。この作品はそれらと一線を画しています。自らも韓国軍事政権に兄を囚われ拷問された在日の作家、大学教員の徐京植氏が、心の拠り所としていたイタリアの作家、プリーモ・レーヴィをトリノに訪ねます。彼は0.5%というアウシュヴィッツの生還ユダヤ人で、謎の自殺をとげました。極右勢力台頭や過去の証言者としてのもどかしさからか、レーヴィの死の理由は正確にはみきれません。今またテロや戦争に怯える時代にあって、物静かで知的で、感受性豊かな徐氏の旅先での呟きは、暴力を繰り返す人間の愚かさを問いかけているようでもあり、否、人類の英知を信じたいと決意しているようにも取れます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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NHKエンタープライズ21
- 放送日
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2003.2.5,2.6
- 時間
-
22:00~(44分)
- 作品内容
-
地獄の収容所アウシュヴィッツに移送され、奇跡的な生還を果たしたユダヤ人作家、プリーモ・レーヴィ。彼は戦後、記録文学作家として、証言者として、警告者として生き続けたが、40年以上もたって突然、謎の自殺を遂げた。マイノリティとして日本に暮らす韓国人作家・徐京植は、自らの兄2人の韓国軍事政権下での拘束、拷問を経験し、その渦中にプリーモ・レーヴィの著作を心の支えにして生きてきた。レーヴィがなぜ自殺したのかの理由をたどる旅。
- 出演・スタッフ
-
【出演】徐京植【語り】広瀬修子【朗読】長谷川勝彦【声の出演】白坂道子、糸博【制作統括】山登義明、東野真【構成・演出】鎌倉英也【編集】鈴木良子【撮影】中野英世【音声】甲斐隆幸、鈴木彰浩【音響効果】三瓶智秋
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 岩田糸子賞
- 賞の説明
- ガラス作家・岩田糸子さんは、1963年以来、ギャラクシー賞のトロフィーを提供し続けています。創立40周年にあたり、岩田さんの功労に報いるため、記念賞として「岩田糸子賞」を設けました。放送文化の向上を目指すギャラクシー賞の観点をもとに、テレビ50年の礎の上に開花した魅力ある放送人(制作者、出演者ら)を顕彰することにしました。正会員から推薦を募り、審査委員会を組織して討議するなかで、「女性の芸術家の名前を冠した賞として、女性に絞ってはどうか」という意見が出され、満場一致で贈賞が決定しました。
- 受賞作品
-
黒柳徹子
- 授賞理由
- テレビとともに歩んだ50年。あまたの人気番組の顔として、テレビの優れたエンタテインメント性を視聴者に親しみやすく訴えた、類まれなる才に賞賛を贈ります。今日なお、第一線を走りつづける凛とした姿は見事です。
- 部門
-
その他
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2002.4~2003.3(平成14年度) 第40回
- 賞名
- 放送批評懇談会創立40周年記念賞
- 賞の説明
- 放送批評懇談会は創立40周年を記念して、特別表彰を行いました。ギャラクシー賞は放送文化の向上に貢献する番組活動を表彰してきました。よって、発足から40年間における番組活動の質の維持をその贈賞対象としました。公募はせず正会員から推薦を募り、理事会を審査委員会として討議を行いました。
- 受賞作品
-
「ドラマのTBS」
- 授賞理由
- ラジオ東京テレビジョンの開局以来、テレビドラマの礎を築くとともに、その伝統を正しく継承し、なお時代の心性に呼応し続けていることを高く評価し、ここに「ドラマのTBS」の歴史を称えます。
- 部門
-
テレビその他
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