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【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 個人賞
- 受賞作品
-
小泉今日子木曜劇場「最後から二番目の恋」(フジテレビ)、連続ドラマW「贖罪」(WOWOW)の演技
- 授賞理由
- 「最後から二番目の恋」では、45歳独身女性の心の揺れをしなやかでパワフルな日常の中に演じました。テレビ局のドラマプロデューサーとして働く場所があることの喜び、鎌倉の古民家に暮らして庭先の猫とくつろぐ安らぎ、隣人兄弟とのぬきさしならない関係を繰り広げる楽しみ、友人とのぼやきに見せる不安と強がり、そのどれをも状況状況を生きる女性の自然体として、躍動感と輝きをもって見せています。「贖罪」では、娘を失った母の冷え冷えとしたまなざしの中に、狂気の熱を伝えていました。オムニバスで語られるストーリーをつなぐ狂言まわし的な役どころを担いながらも、やがて自らも壊れゆく予感を静かな佇まいの中にかすかに感じさせました。ドラマが生みだすストーリーや役どころに簡単にはのみ込まれてしまわず瞬間瞬間の心象を演じ、強くも弱くもある女性の姿を見せて精彩を放ちます。現代を生きる女性の心を映して、女優としての存在感を示しました。
- 部門
-
テレビ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 特別賞
- 受賞作品
-
ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」シリーズ
- 授賞理由
- 福島原発の水蒸気爆発の3日後に避難指示区域に入り取材したシリーズ第1作は、政府・東電発表以外の情報がなかった当時の私たちに、現地の生の実情を知らせてくれました。検証の姿勢はその後も変わることなく、除染の効果や海洋汚染など、福島原発問題に常に独自の視点で迫ってきました。同時に、学界の主流ではないところで営々と続けられていた原子力・放射線研究のネットワークに光を当てたことも、このシリーズの功績です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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日本放送協会
- 放送日
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(1)「福島原発事故から2 か月」2011.5.15 (2)「続報 放射能汚染地図」2011.6.5 (3)「子どもたちを被ばくから守るために」2011.8.28 (4)「海のホットスポットを追う」2011.11.27 (5)「埋もれた初期被ばくを追え」2012.3.11
- 時間
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(1)「福島原発事故から2 か月」 22:00~23:30 (2)「続報 放射能汚染地図」 22:00~22:30 (3)「子どもたちを被ばくから守るために」 22:00~23:30 (4)「海のホットスポットを追う」 22:00~23:00 (5)「埋もれた初期被ばくを追え」 22:00~23:30
- 作品内容
-
福島原発の水蒸気爆発の3日後に避難指示区域に入り取材した第1作から、検証の姿勢を変えることなく続け、除染の効果や子どもへの影響、初期被ばく、海洋汚染など、福島原発問題に常に独自の視点で迫ったシリーズ。
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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ETV特集「花を奉る 石牟礼道子の世界」
- 授賞理由
- 半世紀にわたって水俣病と向き合った石牟礼道子の人生をたどり、近代文明と国家のありようを深く考えています。今また患者を切り捨てようとする国家への根本的な疑問を提示、花びらをひとひらずつ置くように描いた作品に憤りが結実し、朗読は心の奥を打ちます。かつての近代工場が生んだ厄災は、原発のもたらす虚無と重なり、一輪の花を念ずる想いが伝わってきます。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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NHKプラネット九州
- 放送日
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2012.2.26
- 時間
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22:00~(90分)
- 作品内容
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作家の石牟礼道子さん(84)が半年ぶりに熊本・水俣に帰ってきた。石牟礼さんは7年ほど前からパーキンソン病の症状に悩まされるようなったが、執筆活動は続けている。水俣に住む主婦だった石牟礼さんが執筆を行うようになったのは、水俣病で娘を亡くした母親からの願いだった。それ以来、日本が歩んできた近代とは何なのかを、文章を作るごとに花びらをひとひらずつ置くようにして書き続けてきた。2009年7月の水俣病の特別措置法成立で最終的な解決に向かおうとする中、半世紀にわたって「文明の病」水俣病と向き合ってきた石牟礼さんの人生を、インタビューと作品「苦界浄土」の朗読を織り交ぜながらたどる。
- 出演・スタッフ
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【語り】長谷川勝彦【朗読】上田早苗【制作統括】吉光賢之、岩下宏之【ディレクター】吉崎健【撮影】渡瀬竜介【音声】柏原正広、岩崎直美【映像技術】清水大助【編集】渡辺幸太郎【照明】永松章【美術】日高剛【音響効果】小野潤二
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NHKスペシャルシリーズ原発危機「知られざる放射能汚染~海からの緊急報告」
- 授賞理由
- 原発事故による海洋の放射能汚染の実態は、当初、国の機関などからは発表されず、その危険性は知らされませんでした。番組の取材班は専門家と共に独自の調査を行い、広範囲にわたって海洋放射能汚染の実態を明らかにしました。国民の不安や懐疑に応えた情報提供と警告は放送メディアの公共性に寄与するもので、映像を駆使した独自の調査報道の成果として高く評価されます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
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2012.1.15
- 時間
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21:00~(49分)
- 作品内容
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福島原発事故から10か月。この事故により放出された放射性物質は、水の中で新たな問題を引き起こしている。福島県が行っている魚介類の放射線検査で2011年11月、ヒラメから暫定基準値の10倍となる、1キログラム当たり4500ベクレルの放射性セシウムが検出された。原発から200キロ離れた群馬県の赤城大沼。同年8月以降、ワカサギから暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されている。異変は東京湾でも起こっていた。海底にホットスポットが発生していたのだ。陸地についての放射能汚染地図は作られたが、海や河川については空白のままだ。国の調査は進んでおらず、汚染の実態はわかっていない。取材班が、海洋における広範囲の放射能汚染を学者・専門家とともに独自に調査した結果、放射性物質の複雑な動きが明らかになった。水の中で何が起きているのか。最新の調査報告を伝える。
- 出演・スタッフ
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【語り】和田源二、柴田祐規子【制作統括】藤川正浩、日置一太、水野重理、増田秀樹【取材】稲垣雄也、吉見和紀、田容承【ディレクター】眞木隆志、池本端、安田達一郎、岩田真治
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
死刑弁護人
- 授賞理由
- 和歌山カレー、光市母子殺害、オウム真理教等、有名死刑事件の弁護士・安田好弘はマスコミ嫌いを公言します。安田の信頼を得ていった長時間取材は蒐集資料による事件の真相、死刑囚の人間性を明らかにします。鬼畜とまで非難された法廷活動は、人は生きて償うべき、たとえ家族が殺されても自分は極刑を求めないとする死刑廃止論に裏打ちされ、司法の根本を問う力作です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
東海テレビ放送
- 放送日
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2011.10.9
- 時間
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24:45~(105分)
- 作品内容
-
東京・港区に事務所を構える安田好弘弁護士(63)が担当する事件は55件あり、このうち8件が死刑事件である。裁判が重大局面を迎えると依頼が舞い込むが、彼はそれを断れないという。学生時代は学生運動に参加し、33歳で弁護士になった安田は、名古屋女子大生誘拐殺人事件の加害者との出会いをきっかけに、死刑廃止の立場をとるようになる。その後和歌山カレー事件、光市母子殺害事件、オウム真理教事件などの弁護人となった。安田はなぜ、世間から批判されるような被告の弁護を引き受けるのか。長時間取材から、その真意が浮かび上がる。
- 出演・スタッフ
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【ナレーション】山本太郎【プロデューサー】阿武野勝彦【ディレクター】齊藤潤一【撮影】岩井彰彦【音声】伊藤大介【編集】山本哲二【音楽】村井秀清【音楽プロデューサー】岡田こずえ【音響効果】久保田吉根【TK】河合舞【題字】山本史鳳
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
カルテットという名の青春~太郎、マドカ、麻理子、大と歩いた1371日
- 授賞理由
- 国内で優秀だと知られた若手カルテット。簡単に国際コンクールに出場できると自信満々だったが、あえなく失敗。それから純粋に音を奏でるとは何かと葛藤し、悩む4人の姿が愛おしい。ジュネーブでの最後の授業。とうとう自分たちの音楽を奏でる彼ら。その音色を味わう私たちも音楽とは何かを明瞭に汲み取ることができ、胸が一杯になります。4人の成長に心打たれます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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BS朝日
- 制作会社・広告主・広告会社など
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テレビマンユニオン
- 放送日
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2011.10.9
- 時間
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21:00~(114分)
- 作品内容
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植村太郎、佐橘マドカ、原麻理子、宮田大の4人で結成されたジュピター・カルテットは国内若手ナンバーワンカルテットとして賞賛を集めている。2008年春、彼らはミュンヘン国際コンクールに応募する。誰もが入賞を疑わなかったが、結果はCD審査での落選。この日から、世界に通用する音を求める4人の旅が始まった。音楽観の違い、言葉の壁、孤独との闘い。音楽の世界にも国境は存在していたのだ。誰もが経験する若さゆえの壮大な夢。だんだんと気づく現実の厳しさ。才能豊かな彼らも、普通の若者と同じように悩み、模索する日々だった。世界に通用する音楽家を目指し、自分たちの音を見つけるまでの3年半を記録した。
- 出演・スタッフ
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【ナレーション】原田知世【プロデューサー・企画】大原れいこ【プロデューサー】有賀史英【ディレクター・ナレーション・撮影】浅野直広【撮影】後藤修、二宮貴司、田中泰圭【EED】高橋勇志【MAV】清水伸行【音響効果】細見浩三【AD】三梨朋子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
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階段のうた season4
- 授賞理由
- 夏の公園の昼下がり、三十代の女性が子どもと戯れながら木漏れ日の中を散策している。そんな日常的で抒情溢れる一コマ一コマに、女と男の心象風景をさりげなく忍ばせ、それを風に乗せるかのように言葉へと導いています。だから、陽だまりの中の散策シルエットに心が和み、谷川俊太郎の詩がふっと心をかすめるのです。ここには、映像詩の名に値する世界があります。
- 部門
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テレビ
- 放送局
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TBSテレビ
- 制作会社・広告主・広告会社など
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イースト・エンタテインメント
- 放送日
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2011.7.7~9.29
- 時間
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22:54~(5分)全13回
- 作品内容
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2010年にスタートした「階段のうた」は、今日や明日の小さな幸せをテーマにしてきた。シーズン4は「私の胸は小さすぎる」をはじめとする谷川俊太郎の数かずの詩に題を取り、ビートたけしの歌う「TAKESHIの、たかをくくろうか」にのせて、公園の陽だまりの中、母と子のふれあいを短いスケッチで描く。母が散歩の途中で語り出す言葉。横にいる子どもは聞いているのかいないのか。まだ小さすぎてわからないけれど、きっと子どもは聞いている。そしてある日、思い出す。もしかしたら、あの日の母が呼んでいるのか。未来の子どもは、日常から記憶の場所へと歩き出す。
- 出演・スタッフ
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【出演】市川実日子、笹岡サスケ、西島秀俊【プロデューサー】松本彩夏、関友彦【監督】長島翔【脚本】太田麻衣子【撮影監督】HAYA【Bカメラ】宮津将【録音】水野慎一【本編集】徳永修久【撮影助手】清村俊幸、江藤夕日【録音助手】石原弘【スタイリスト】藤井牧子、渡邊万季奈【ヘアメイク】宮田靖士、新井克英【制作担当】稲垣隆治【制作進行】菅澤聖康、山田真史、菅間森子【制作応援】佐藤幹也【詩協力】マツザキヨシユキ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
それでも、生きてゆく
- 授賞理由
- 少年犯罪を題材に、被害者家族と加害者家族の苦悩を描き、それを愛の名において希望へと導く。難しいテーマと設定ですが、それぞれの絶望や虚脱、錯乱を、日常的な言葉で綴るリアリティが、双方の苦悩の深さに説得力をもたせています。日常の些細な記憶でしか苦悩を吐き出せない。そういった脚本の心情描写力と、それを狂おしいまでに表出した演出、演技を称えます。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
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フジテレビジョン
- 放送日
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2011.7.7~9.15
- 時間
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22:00~(54分、初回69分)全11回
- 作品内容
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深見洋貴(瑛太)は、父親(柄本明)と湖畔で釣り船屋を営んでいる。洋貴には15年前、妹を同級生の文哉(風間俊介)に殺された過去があった。ある日、湖をひとりの女性が訪れる。遠山双葉(満島ひかり)というその女性が文哉の妹であることに気づく洋貴だが、憎むことができず、むしろ引かれてゆくーー。未成年の殺人という重いテーマから、被害者家族と加害者家族の苦悩と、それぞれの家族が明日への希望を求めて懸命に生きる姿を描く。
- 出演・スタッフ
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【出演】瑛太、満島ひかり、風間俊介、田中圭、佐藤江梨子、柄本明、風吹ジュン、時任三郎、大竹しのぶほか【プロデュース】石井浩二【演出】永山耕三、宮本理江子、並木道子【脚本】坂元裕二【音楽】辻井伸行【撮影】小松忠信【音声】戸田裕生【技術プロデュース】小椋真人【編集】新井孝夫【ライン編集】伊藤裕之【編集デスク】長谷川美和【照明】富沢宴令【映像】槌谷聡【SW】長田崇【録画】久保島春樹【選曲】藤村義孝【音響効果】川崎恵【MA】亀山貴之【美術プロデュース】宮崎かおる【美術デザイン】荒川淳彦【美術進行】山下雅紀【大道具】大地研之【操作】和田幸政【建具】三田村賢【装飾】福田健太郎【持道具】佐々木ちほ【衣装】真鍋和子【スタイリスト】長瀬哲朗【衣装デザイン】伊藤佐智子【メイク】外山隼人【視覚効果】江崎公光【電飾】中園誠四郎【アクリル装飾】國母淳一【小道具印刷】石橋誉礼【植木装飾】原利安【生花装飾】牧島美恵【フードコーディネーター】住川啓子【CGデザイン】鈴木鉄平【絵画協力】三杉レンジ【ラインプロデュース】柴田圭子【スケジュール】初山恭洋【監督補】山本一男【演出補】高野舞【プロデュース補】侭恵子【記録】赤星元子【制作担当】竹井政章【制作主任】白井麻理、山田のぞみ
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
世界が私を待っている~前衛芸術家 草間彌生の疾走
- 授賞理由
- 制作過程の迫力にはとにかく度肝を抜かれました。描き続ける彼女の表情を余すところなくカメラがとらえています。息遣い、絵筆を走らせる手、眼差しの鋭さと彼女のパワーが画面から溢れ出しています。彼女にとって創作は命を削るものでもあるが、命を繋いでいくものでもあるのです。野心家草間、人間草間の一面もしっかり織り交ぜ、天才草間の実像に迫る作品です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 制作会社・広告主・広告会社など
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NHKエンタープライズ,ホームルーム
- 放送日
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2011.7.16
- 時間
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20:30~(180分)
- 作品内容
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日本が誇る前衛芸術家・草間彌生。「水玉の女王」の異名を取り、長年の芸術活動で生み出された作品は、世界の100を超える美術館に所蔵されている。自らを天才と称し、ピカソもウォーホルも出し抜いてトップに行きたい、と語る草間はさらなる高みを目指している。 アートビジネスの世界でも人気はうなぎのぼりで、初期の作品に2億7000万円の値がついた。そこへ世界最大の現代美術館であるイギリス・ロンドンのテート・モダンが大展覧会を仕掛けた。草間は、世界巡回展で発表する新作100枚の連作に挑む。2メートル四方のキャンバスに下書きなしで描いていき、早ければ1日、遅くとも3日で仕上げるスピードだ。82歳という年齢を感じさせないパワフルな創作過程を中心に、100枚を描き上げるまでの1年半にわたる日々を記録、草間が現代アート市場に斬り込む姿をつづる。創作の合間に窺える人間性も見逃せない。
- 出演・スタッフ
-
【語り】片桐仁、礒野佑子【制作統括】広瀬涼二、伊藤純、川崎直子【取材】渡部桂子、スズキノリコ【ディレクター】松本貴子【撮影】金沢裕司、馬場宏子、辻智彦、後藤一平、松井孝行【音声】吉田一明【映像技術】池田聡【編集】大竹真利【音響効果】井田栄司、早船麻季【コーディネーター】土屋静子、Maaike van Soest、Midori Francia、真覚久美子
【作品詳細】
- 選考対象期間(年度)
- 2011.4~2012.3(平成23年度) 第49回
- 賞名
- 選奨
- 受賞作品
-
NHKスペシャル「果てなき苦闘 巨大津波 医師たちの記録」
- 授賞理由
- 被災者20万人を抱えた石巻赤十字病院の医師たちの働きは、溢れる患者の治療から重症者の搬送手配、本来なら行政が行うべき避難所の食糧確保や給水装置作りにまで及びました。医療スタッフと同様に3か月間不眠不休で取材した映像は「災害対応にマニュアルはない。今できることを考えてやっていく」と過酷な状況に立ち向かった医師たちの姿を的確に捉えた力強い作品です。
- 部門
-
テレビ
- 放送局
-
日本放送協会
- 放送日
-
2011.7.2
- 時間
-
21:00~(50分)
- 作品内容
-
被災者20万人を抱えた宮城県石巻市の地域拠点病院・石巻赤十字病院。災害対策統括の石井正医師(48)と、救急患者に治療の優先順位をつける「トリアージ」の最重症患者を担当する小林道生医師(34)を中心に、災害医療の現場を3か月にわたって追う。地震発生後3日間で2700人が搬送された病院には患者だけでなく、津波による浸水で行き場を失った近隣の人たちも集まってきた。本来行政が行うべき避難所の実態調査だが市は被災して機能不全に。代わって3日間で300か所の調査を行うと、暖房や食料が行き届かない現実が見えた。石井医師は行政に乗り込んで物資輸送の直談判に出る。衛生状況の悪化から感染症との闘いも始まる。医師たちの日々は、患者の治療だけにとどまらず、避難所の食糧確保や給水装置作りまで及ぶ。地震発生直後から医師と同様に不眠不休で取材した映像で、過酷な現実を描く。
- 出演・スタッフ
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【語り】髙橋美鈴【制作統括】鶴谷邦顕、中村直文【ディレクター】青山浩平、佐野広記【撮影】許斐亮太郎、秋戸知子【音声】森嶋隆、佐藤貢祥【映像技術】小松澤章浩【編集】宮本潔隆【照明】山下潤【音響効果】小野さおり
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