会報(2005年)














 

ほうこん2005年12月号

ギャラクシー賞上期選考、順調!
―10月理事会報告―

10月27日、理事会を開催。

◆「GALAC」編集について
 2006年1月号(12月6日発行)の特集は、第43回ギャラクシー賞上期の結果発表と「日韓中テレビ制作者フォーラム」のレポート。表紙は所ジョージ。「ニュースな人たち」は金田一秀穂。2月号は、元気のいい「名古屋コンテンツ」を特集。名古屋を中心としたローカルバラエティの変遷を探る。

◆ギャラクシー賞上期について
 第43回ギャラクシー賞上期は、テレビ部門以外の各部門の最終選考が終わった。応募はテレビ部門が前年上期より38本増加した。選考委員は審査の時間が増え、嬉しい悲鳴を上げている。ラジオ、報道は前年並み。CMは、今回からシリーズでの応募を受け付けている。

◆ギャラクシー賞応募規定の件
 現在は、国内で制作、放送された番組となっている。しかし、外国で制作されても国内で放送された番組は、応募資格があるのか、という問い合わせがあった。
 審議の結果、原則は現状通り国内の放送局・制作会社が制作し、国内で放送された作品に限るとする。もし有力な番組の応募があった時には個別に検討することとした。なおCM部門は海外制作であっても、国内で放送された作品は対象となる。

◆放懇セミナー〈デジタル時代の視聴者像〉
 勉強会としてのこじんまりしたセミナーを10月7日に開催。テーマは「視聴率と広告」参加者59名。ビデオリサーチ・尾関光司テレビ事業局メディア企画推進部部長、日本ラジオ広告推進機構・真野英明代表の講演は好評だった。
 なお、来年3月には従来と同じ規模のセミナーを現在企画中。

◆「ギャラクシー賞視聴者グランプリ」(仮称)について
 プロジェクト・メンバーを決定した。
 リーダー・滝野俊一、メンバー・仮屋和則、桧山珠美、アドバイザー・藤久ミネ、事務局・久野明
 正式タイトルの決定も含め、来年度(四月)スタートを目指して推進する。

◆「日韓中テレビ制作者フォーラム」の結果報告
 次頁に詳細を掲載。

[出席]志賀、田代、市村、小田桐、隈部、嶋田、滝野、深川、藤田


第5回「日韓中テレビ制作者フォーラム」“結果報告”

  • 開催日―10月21日〜23日
  • 会場―日本青年館


  • 参加者は、韓国30名、中国23名、日本約50名。直前の17日に小泉首相が靖国神社を参拝、という波乱含みの中で開会した。
    「日韓中」の間には、政治的に越えがたい壁がある。しかし、TVプロデューサーは、こころ(文化)の部分で連携を強め、日韓、日中にまたがる“しこり”を取り除く「文化のマッサージ師」になろう、と鄭秀雄(韓国)実行委員会常任委員長が呼びかけ、シンポジウムは盛り上がった。
    さらに、今後共同制作を増やす努力をしよう、と活発な討議が行われた。

    開会式で祝辞を述べる崔彰鳳氏
    特別講演をする辻井喬氏
    東京大会実行委員長の大山勝美氏(放送人の会代表幹事)左後方は松尾羊一氏
    パネラーに質問する中国団長・黎鳴氏
    大会顧問の志賀理事長
    出品作品(家族がテーマ)について語る3カ国の制作者
    シンポジウム「人の繋がりが、作品を生み、交流を呼ぶ」


    「日韓中フォーラム」裏表記
                    松尾羊一

     それは去年秋の楊州市で開催された第4回フォーラムの閉会式で、大山勝美(放送人の会代表幹事)が次回開催国日本を代表して「皆様をお待ちしております」と高らかに?宣言したことからはじまった。因みに大会は三カ国持ち回り方式である。

     通称「渋スタ」での「放送人の会」月1回の幹事会で大山「…というわけでありまして、来年の第5回はわが会が仕切ることになりまして」「えーッ!」と互に顔を見合わせ、「誰がやるのォ」。「そりゃ訪中団だろう」と幹事一同は大山、山田尚(元MBS)、寒河江正(元TVK)、鈴木典之(元文化放送)、磯村健二(元テレビ朝日)の面々を頼もしげに見つめるが、「頼もしい」五人の苦闘はここから始まった。

     運営は放送局ではなく中立的な現場中心の放送文化団体が当たる。韓国には放送PD聯合会(制作現場の横断的組織)があり、中国には中国電視芸術協会がある。ひるがえって日本には在野の組織としてはわが「ホウコン」と現場OBが組織母体の「放送人の会」しかない。フォーラムの性格上この二団体の連携プレーとなろう云々。

     もともと東アジアの放送メディア連帯構想は牛山純一(故人)、志賀信夫、当時映像記録に在籍していた鄭秀雄の三氏の交流から始まり、村上雅通+鄭秀雄コンビで火がついたもの。初期は日本のテレビに「追いつき追い越せ」の機運は建前で、底流には反日感情を吐露する場でもあった。ナショナリズム先行の時代が大きく変わったのは先の村上+鄭コンビの尽力の負うところが大。

     問題はオアシである。NHKは問題山積でそれどころではない。せいぜい番組化協力か。といって民放連はシブイし文化基金だってそう。関連諸企業が頼りだ。といって現場上がりのOBは役者の演出は出来てもゼニコの演出は不得手だ。ここでは元ヌシキョウの田代勝彦(ホウコン専務理事)の口添え、交渉がものをいった。大いに感謝。

     モンダイは通訳。三カ国語、しかも業界用語が乱れとぶ会議だ。幸い日本の大学には中国東北地区朝鮮族のエリート層留学生がいる。彼らは三カ国語をあやつれる。そこで上智大学の音好宏助教授の教え子留学生を紹介して頂き、慶応など他大学の留学生も動員した。主要会議は即時通訳のコンぺンション会社に依頼、従来の会をはるかに凌ぐコミュニケーションができた。感謝。(敬称略)

     ともかくフォーラムはさしたる齟齬もなく「政冷芸熱」を演出し無事終了しました。裏方に徹して「受付」を死守して下さった中島さん、久野さんに感謝。今後も中立的な在野団体が仕切るイベントかメディア多様化時代には多くなるような気がします。それぞれの得意分野を活かし、相互交流を図りたいものです。

    開会式後の歓迎祝宴


    <<新入会員自己紹介>>

    大学から視た放送
                    伊沢昌太郎

    昨年秋に北海道文化放送を定年退職し、今春から札幌国際大学で講師を務めています。「メディアアート史」と「放送番組論」を担当しています。在職中には、ギャラクシー賞は勿論のこと、民放連賞など、賞には縁が無かった北海道文化放送ですが、退職後に当会に入会させていただき、ちょっと面白く、緊張した気持ちです。

     私自身は在職中は殆ど制作、報道の現場で過ごし、退職間際には番組審議室、CM考査にも携わりました。それだけに放送、番組のあり方について、人一倍の想いがあるつもりです。  最近の大学生はテレビを視ていないようです。その理由は、虚構の世界、面白くない、ということのようです。

     放送関係の講義やゼミでも、今ひとつノリが悪いようです。私は、若い人達の心を掴む番組とは……これを暫くの間テーマとして、追ってみたいと考えています。

     今後ともよろしくお願い致します。


    会議記録

    [10月]
    4日 出版編集委員会
    8日 選奨・報道活動選考会
    11日 選奨・ラジオ定例部会
    18日 企画事業委員会
    24日 選奨・ラジオ「ドラマ・ドキュメンタリー」選考会 選奨・CM選考会
    25日 選奨・ラジオ「音楽&エンタテインメント・ワイド」選考会
    26日 企画事業委員会
    27日 理事会
    29日 選奨・テレビ選考会 テレビ月評会


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    現在、ホームページ「WEB放送批評」をリニューアルし、新ホームページ「Webほうこん」を鋭意製作中です。まもなく開設いたしますので、お待ちください。よろしくお願いいたします。
     
    更新:2008/7/31



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